病弱ゲーマーはいる。但し、症状は人それぞれ
物語などで見るような病弱ゲーマーは、ちゃんといます。
自分の兄弟がそうだったから。
どのくらい病弱だったかというと、一歳から入退院を繰り返して、年齢一桁で約十回くらい手術する感じの病弱さ。立派な病弱と言えるでしょう。
その兄弟とはあまり一緒に過ごしていないけど。年に数度、数日間だけ帰って来る外泊の日には数時間~半日くらいゲームをしていたのを覚えている。アイツ、ケチだからゲームさせてくれなかったんだよ……ずっとテレビとゲーム一人占めしやがってさ? RPGや格ゲー、レースゲーム、落ちゲーなどを後ろから延々と見てるだけでも、そこそこ楽しかったけどね!
まあ、体調がいいときに家に帰って来ていたので、ゲームができていたのかもしれないですけど。でも、入院中も他の入院患者や小児科医の先生達とゲームをして遊んでいたと聞いたから、病室でもゲームをしていたのは確実かな?
マンガを読むのも好きだったらしい。特撮とか、アニメも好きだった。
ICUに入っているときも、特撮やアニメを見て、体調を持ち直すことがあったらしい。
特撮やアニメが来週もあるから、週刊雑誌の続きが気になるから、まだゲームが全クリできてないから、まだあのマンガが完結していないから。気になるから、来週まで生きるために頑張って薬を飲む。点滴や注射を我慢する。食欲が無くても頑張ってごはんを食べる。
そうやって生きる病弱っ子は実在する。
そう聞いたことがあるので、エッセイにしてみました。入退院を繰り返していた兄弟本人に話は聞けない。子供の頃に亡くなっているから。
なので、自分は物語に出て来るような病弱なゲーマーを見ても、特に違和感は持っていなかったですね。ああ、こういう子いるいる~という感じ。
とは言え、年齢一桁で何度も手術を繰り返しながらゲームができる子もいれば、音や光が苦手でゲームどころかテレビを見ることができない人もいます。
身体の痛みを忘れるために、あえてゲームに没頭することもあるらしいですね。
症状は人それぞれ。書いてる奴も眼痛や片頭痛が酷いときにはテレビとか見れないし。紙の白さが眩しくて読書がつらかったりします。部屋真っ暗にしてスマホの明るさも最低にして、ブラックモードでなろう作品を読むことはできるくらい?
ただ、物語は誰かの生きる希望や糧になることがある。これは確実に言えます。
あなたの書いた作品を読んで、もうちょっと頑張って生きてみるか……と思う人が、どこかにいるかもしれません。
絶対とは言えませんが、影ながら助けられている人が。精神的に救われている人が。
なんて、思いました。
読んでくださり、ありがとうございました。
奴に、「お前ヘタクソだから一緒にやってもつまらん」的なこと言われてあんまりゲームさせてもらえなかったけどさ?
そりゃ、ゲーム機本体とソフトを占有して、病室でも気が向いたら他の友達と遊んでるゲーマーな奴と、数ヶ月に一度ちょろっと遊ぶ初心者同然の奴。こっちがヘタクソに決まってるだろ! と、今気付いた……めっちゃ遅い。ꉂ(ˊᗜˋ*)
格ゲーで何度もボロクソに負かされて、格ゲーが嫌いになったのも思い出した。(´・д・`)
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