表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

病弱ゲーマーはいる。但し、症状は人それぞれ


 物語などで見るような病弱ゲーマーは、ちゃんといます。


 自分の兄弟がそうだったから。


 どのくらい病弱だったかというと、一歳から入退院を繰り返して、年齢一桁で約十回くらい手術する感じの病弱さ。立派な病弱と言えるでしょう。


 その兄弟とはあまり一緒に過ごしていないけど。年に数度、数日間だけ帰って来る外泊の日には数時間~半日くらいゲームをしていたのを覚えている。アイツ、ケチだからゲームさせてくれなかったんだよ……ずっとテレビとゲーム一人占めしやがってさ? RPGや格ゲー、レースゲーム、落ちゲーなどを後ろから延々と見てるだけでも、そこそこ楽しかったけどね!


 まあ、体調がいいときに家に帰って来ていたので、ゲームができていたのかもしれないですけど。でも、入院中も他の入院患者や小児科医の先生達とゲームをして遊んでいたと聞いたから、病室でもゲームをしていたのは確実かな?


 マンガを読むのも好きだったらしい。特撮とか、アニメも好きだった。


 ICUに入っているときも、特撮やアニメを見て、体調を持ち直すことがあったらしい。


 特撮やアニメが来週もあるから、週刊雑誌の続きが気になるから、まだゲームが全クリできてないから、まだあのマンガが完結していないから。気になるから、来週まで生きるために頑張って薬を飲む。点滴や注射を我慢する。食欲が無くても頑張ってごはんを食べる。


 そうやって生きる病弱っ子は実在する。


 そう聞いたことがあるので、エッセイにしてみました。入退院を繰り返していた兄弟本人に話は聞けない。子供の頃に亡くなっているから。


 なので、自分は物語に出て来るような病弱なゲーマーを見ても、特に違和感は持っていなかったですね。ああ、こういう子いるいる~という感じ。


 とは言え、年齢一桁で何度も手術を繰り返しながらゲームができる子もいれば、音や光が苦手でゲームどころかテレビを見ることができない人もいます。


 身体の痛みを忘れるために、あえてゲームに没頭することもあるらしいですね。


 症状は人それぞれ。書いてる奴も眼痛や片頭痛が酷いときにはテレビとか見れないし。紙の白さが眩しくて読書がつらかったりします。部屋真っ暗にしてスマホの明るさも最低にして、ブラックモードでなろう作品を読むことはできるくらい?


 ただ、物語は誰かの生きる希望や糧になることがある。これは確実に言えます。


 あなたの書いた作品を読んで、もうちょっと頑張って生きてみるか……と思う人が、どこかにいるかもしれません。


 絶対とは言えませんが、影ながら助けられている人が。精神的に救われている人が。


 なんて、思いました。


 読んでくださり、ありがとうございました。


 奴に、「お前ヘタクソだから一緒にやってもつまらん」的なこと言われてあんまりゲームさせてもらえなかったけどさ?


 そりゃ、ゲーム機本体とソフトを占有して、病室でも気が向いたら他の友達と遊んでるゲーマーな奴と、数ヶ月に一度ちょろっと遊ぶ初心者同然の奴。こっちがヘタクソに決まってるだろ! と、今気付いた……めっちゃ遅い。ꉂ(ˊᗜˋ*)


 格ゲーで何度もボロクソに負かされて、格ゲーが嫌いになったのも思い出した。(´・д・`)


 感想を頂けるのでしたら、お手柔らかにお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
ゲーマーじゃござんせんが、昔 大迫純一と言う物書きの方が居りました 無くなったあとに担当のかたも知ったそうですが 末期癌になりながら、と言うか、勝手な推測ですが恐らく癌になってから、 火の着いたような…
 月白ヤトヒコ様の今回のエッセイを拝見して、私も誰かに夢と希望を与えられるような物語を書くことが出来たら、と思わずにはいられませんでした。  まだまだ足らぬところばかりですが、これからも書き続ける勇気…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ