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第29話 1階層

まだ日もあるしグズグズしていられない。


 初めてみるダンジョンにお昇りさんみたいな気持ちになるが気を引き締めて入り口の係の人にカードを見せて中に入る。

  

 ダンジョンは階層が存在し下に行くにつれ難易度が上がる。このEランクダンジョンは3階層まででその最後にダンジョンボスがいるらしい。


 今日はそこまで時間はないし1階層だけだろうができるだけゴブリンを狩りたい。


 ゴブリンは人サイズの小鬼でステータスこそコボルトに劣るが武器を持ち集団になると役割分担をして攻めてくるのは厄介だがこの剣を活かすなら丁度いいだろうとこのダンジョンを選んだ。


 中へ入ると中に人はいない平原へと出る。


ダンジョンは不思議なものでパーティーを組んで入らないと別の空間の同じダンジョンに入るらしく助けがくることもない。


 これがあるので入るときに係が確認していればソロでの攻略を証明できるのだ。


 本当に不思議な空間だがかつてSランク冒険者が「地底古代文明ダンジョン」でダンジョンは人のスキルで作られたものだなんて書かれた切れ端を発掘して話題になったことがある。


 あまり信じられていながったがジョブレベル10の壊れ具合を見るにそんなスキルもあり得るかもしれないと思うようになった。


 平原にある木々の合間からゴブリンが2体出現する、それぞれ武器はダガーと棍棒だ。


 棍棒のほうが先に振り回してくるが剣で受けるとダガーのほうが突っ込んできて刺されそうと思い、やや大げさに躱すと先にダガーの方に攻撃する。


 これだとこっちがリーチもあるので与し易いし棍棒では相方にもぶつかるので攻撃しづらいのでわずかに時間ができる。


 その間に一太刀でダガーの方を倒して棍棒の方に向き合う、流石にダガーではワイバーンソードを受けられない。


 しかし棍棒では剣を受けられてしまう。

 こうなると剣の切れ味ではなく力と技術が必要となってくる。ステータス不足だが何とかスキルで対抗して数合で棍棒の方も倒した。


 一息つくという魔物は消え魔石だけが残る

解体が必要ないので拾うだけ拾っておく。2つで銀貨一枚の値になるくらいだが。


 そのままあたりを警戒し続きだ。


 2時間ほど続けレベルが7になった所でダンジョンを出てすぐの所の冒険者用のキャンプの場所でテントを張り休むことにした。



 さて、食事を取りランタンを灯すと今日の反省をしながら取得するスキルを吟味するとしようか。


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