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情けない

〈夢ですら、ドキッとする。もうっ、精神力が弱い。

 そんな自分が情けない。私は、悩んだが、チアーのベッドに潜りこんだ。チアーの腕に抱きつく。

 すぐに、チアーは背中をポンッポンッと一定のリズムで叩き続けてくれた。やっぱり元は、人間だから、どうやったら落ち着くのか分かっている。

 でも、同時に私は情けなく、なった。

 これじゃ、親子じゃないか。これで、対等なパートナーと言えるのだろうか?

 たまになら、いい。そうも、思える。だけど、きちんと歯止めが出来るのだろうか?

 やっぱり、弱いから。

 私は、チアーには、ふさわしくないかもしれない〉ソナは、そんなことを、思っていた。



             続く

ソナの心は、揺れている。どうやって、乗りこえるんだろう?

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