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寝室
〈チアーの隣のベッドで寝る。一人用のベッドだ。もし、お願いをすれば、二人用のベッドをチアーが出してくれるかもしれないが、言わない。そんなに、急いている訳じゃないし。
私の場合、まず、心をなんとかしたいっていうのが、あったのかもしれない。
チアーは、寝ている振りを、しているだけらしい。神の目で、この部屋を見ているらしい。
ただ、リラックスモードには、入っていて。彼女のもっている?並行世界にも、リラックス状態が伝わり、生物たちはより良い状態で、疲れを癒しているそうだ。
こうして寝ることなんて、今までなかった。せっかくだから、チアーに、少し話しかけてみようかな。昨日は、旅の疲れで、すぐ寝てしまったのだ〉と、ソナは思っていた。
続く
好きな相手とだから、普通のお泊まりより、甘酸っぱそうな気がするね。