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不安だけど、地上で…
ソナは、話す。「分かるけど。怖がっても、仕方ないんじゃないかな。
だってさ、コレしたら絶対、不満もたれないってこと、ないでしょ?やっぱりさ。
不安だけど、地上で、生きるのがいいと思うよ。なぜならね、現場じゃないと分からないことも、あるからね!
私さ、今している旅が終わったら。家を借りるからさ、そんなに大きくないと思うけど。
街で、一緒に暮らそうよ。たまに、お城のハツミにも、会いに行ってさ」
「それって、なんだか、プロポーズみたいね」と、女神。
「そうだね…」ソナはそう言って、ドキドキしていた。具体的イメージが出来ていなくて、ぼんやりして、心の準備がまだ、だからだ。
だが、女神も、ドキドキしているようだ。
続く
あんまり考えないぐらいの方が、いいかもしれない時、あるよね。