○○○が出来ない
「はい、ソナ。あーん」女神は、一口サイズのパンをフォークにさし、ソナの口へ持っていく。
ソナは、少し、照れてしまった。キスやハグは、前もってのイメージがあったので、なんとか自然に出来たが。ご飯をあーんするまでは、考えていなかった。
「わっ、もう。…どうしよう。受け入れ方が分からない。頑張っても、病人の食べさせてもらうイメージしか、出てこない」
「もうっ、ソナ。
一回、キスしとく?」
女神は、どうやら、キスの甘い行為をすることで、その脳で、あーんを受け入れてもらう作戦でいくようだ。
ソナ「うん」
キスをする。
「はーい、あーん」
「アッ…アハハハハッ…」ソナは、こういう雰囲気になれないので、笑ってしまった。
「もうっ、ソナ。もしかして、ちょっと難易度が高くなると、イチャイチャ出来ない人?」
「チアー、お願い。出来るまで、やって」
ちょっとふくれながら、女神は「しょうがないなーっ、ソナは」
ソナは、四回目で自然に出来た。
なんだかんだ言って、このやり取りがイチャイチャである。
続く
長く過ごさないと、分からないことって、ありそうだよね。