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分かりにくい
〈チアーの、神の存在の説明は、分かるようで、分かりにくかった。
神は、全ての生物に、毎日、ほんのちょっと語りかけているんだそうだ。私たちには、見えない分身を使って。
そして、生物一体ごとに、出すエネルギーの放出のようなものがあって、それで、神は、その生物を理解する。他に、人間などが作った物や動植物の巣や蜜などにも話しかける。まあ、これが、神のエネルギーをまく、前にチアーが話した、感想を言うということに、つながる。
でも、これだと、神という存在はなんなのだろう。生物などの存在を肯定するようなことをすることで、力を与える存在。
これで、分かったとして、私は、何が出来るだろう…?〉と、ソナの心は感じた。
続く
神って、結局、感想を言うだけの存在なのかな?見えない分身じゃ、力発揮しているのは、最小限じゃないの?って、思うよね。