不幸度
「ああっ、だけど、やらないといけないこと、多過ぎっ」ソナは、平気そうにしていたが、急にしゃがみこんで、手で顔をおおった。
「ああっ、やはり、人間の身で、神のパートナーになるというのは、荷が重過ぎたのね。
もし、本当に無理なら、チアーと付き合った記憶をソナたちからぬいて。私が、チアーを助けるのでもいいけど」と、神の神。
ソナは、フラフラッと立ち上がって「えーっ!?それも嫌。チアーを一生、愛するもん」と、女神と指どうしを絡ませて、愛してるよアピールをした。
「ソナ…」と、嬉しそうな女神。
ソナ「あっ、でも、神の神様がチアーをある程度、助けるってのは可能なんですか?」
「いや、そんなに、可能ではないわ。私には、私の仕事があるもの。その場合、神の神の神様にお願いをするしかない。まあ、結局、私がチアーの出来てないとこを怒って。私も、その分、仕事が出来なくて、神の神の神様に怒られそうね。そんな嫌な流れで、あなたの世界も不幸度が少し、増してしまうわ」
「ああっ、嫌ですね。やっぱ、私が、頑張ります!!」と、ソナ。
ちょっと疲れてしまったような雰囲気で、神の神が「うん、頑張って」
続く
何回も、くじけてる場合じゃ、ないよね。そう、したくなくても、そうなっちゃう場合だって、あるだろうけど。