こじれる愛
「ソナ、ワラワのことが好きだったのか?」姫は、ドキッとした感じで言っている。
「姫様、何を言っているんです。違います。姫様が、私のことを好きなんですよ」
「んっ!?ワラワは、誰も好きではない、と思うのだが、何もない感じがしないな、なぜか分からない…」
裏魔王は、高鳴る鼓動のままに話す。「姫。姫は、ワレのことが好きなのだ」
姫は記憶が消えているので「えっ…?!!…どなたでしたっけ?…けれど、なぜだろう。ワラワは、このお方をとても好きな気がする。愛している」
ソナは、「姫様!私のことを好きじゃないんですか?」
「違う。意味がない!ずっとそばにいたいとは思ったが。
それは、愛してはいけない誰かを愛さないための代わりであった。どうしてか、なぜか分からなくなって理由が、分からないが。
やはり、愛している人を愛さないと意味がないと思う」と、姫は言った。
続く
そうだね。愛している人を、愛することが出来ないなら意味がないね。無理に、それが分からず不安で見ようとしなければ、それは偽りの愛となる。
姫には、偽りの愛へと向かわずに、無理して嫌なホラを吹かずに、きちんと幸せになってほしいな。