表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
133/288

人間時間

 ソナは見つけた。「あっ、魔法伝達鳩だ。

 ハツミからだ、なんだろっ、いったい?」

「えーっ、ソナ元気かのぅ?

 今度、ワラワと、裏魔王はのぅ、結婚することになったぞ。是非、親友のソナにも出席してほしいのじゃ。行くのであれば、数日中に、伝達鳩を返してくれなのじゃ。それじゃのぅ」と、ハツミの口調をマネて、魔法伝達鳩は話した。

〈おわーっ、嬉しい〉と、ソナは思ったが同時に、〈あぁ、もう、いいな。ハツミ、結婚までいっちゃったの?

 私、三回、女神様がおしゃべりに来て軽く、チュッって、キスだって三回。

 だって、終末の剣もいるしさ。女神様、時間の感覚、人間の頃忘れになってるし。もうちょっと、仲よくしたいのに。イチャイチャたりないっ〉と、ソナは、ガックリきた。

「ソナ。僕、ソナに刺さったことあるし。女神様との様子も見てるから、分かるよ。女神様と、仲よくしたりないんでしょ」と、終末の剣。

「まっ、そうだけど。まあ、でも、女神様の人間っぽい愛情スイッチを下手に押すのも怖いんだよね。仕事忘れそうじゃん。私のこと、本当に凄く好きだから」

 終末の剣は、「うん、ありえそうだね。じゃっ、ソナ我慢してよ」

「ああっ、人間時間だけ、かなり思い出してほしい」ソナは、膝をついて言った。

 こう話していれば、女神に聞こえそうなものだが。どうも、神の神様が聞こえないようにしていたりする。

 つまり、これの一年半前、神の神様は、女神とソナが付き合ってすぐに、ソナに話しかけていた。



            続く

純粋な神時間状態は、人間には辛いだろうけど、どうしたらいいのかな?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ