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譲れない愛
「好きだなんて許しませんよ!姫様は私を愛しているんです」ソナは、キツい目つきで言った。
裏魔王は意外なことを言われ過ぎて、訳が分からなくなった。「ハッ!?何を言っているんだ?女同士で、そういう愛し方があるのは、知っている。
しかし、姫は間違いなくワレを愛しているのだ」
「いいえ。姫様は私を愛しておられるのです。その証拠に私を今、見ています」と、ソナは、自信ありげである。
裏魔王は、「それは、酔いを覚ましたので、元の場所に戻ろうとしているだけだ」と、やや冷静な感じで状況を話すのであった。
続く
ソナ、急に来たな!
どういう想いをもっていたんだろう!?