128/288
明暗
女神は、ソナの耳元で、こっそり話す。「ソナ。私の神の神様に付けてもらった神の名は、チアーよ。呼ばれ慣れてないから、上手く呼んでね」
「チアー、可愛い」チュッと、ソナはチアーの頬にキスをした。
「もうっ、ほんとソナ、愛しちゃう」チアーは、心がときめいて言った。
終末の剣は、ハツミに話しかけられたが、ソナと女神の方を向いて黙っていた。ハツミも、終末の剣に、声が届いていないんだなと思って、優しく見守っていた。
「主が、幸せだと。僕は、もう、いらないのかって思うよ」終末の剣は、一人(?)で、そんなことを言った。
続く
おやおや、終末の剣、どうしたんだろう?