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出来ることから

「だけど、記憶がないんだったら、竜騎士のお母さんだって記憶にない訳で。

 どう、記憶に納まっているのか、気になりますね。それで、話す対応も変わってくるだろうし」と、ソナ。

 ハツミは、「いや、結局は、シュウは自分が独りで、周りに誰もいないと思うことが原因じゃと思う。だから、ワラワやソナが愛情を示せれば、悪い行動も収まると思う」と、ハツミは真剣な目でソナを見て、言った。

 ソナは、〈正直、ハツミがシュウのことをものすごく心配しているから、手伝おうって思ってるけど。敵対していたから。まだ、ほとんど敵だと思ってるし。ハツミを悲しませたくないから、手伝ってるにすぎないんだよな。私って〉という気持ちでいた。

〈それでも、出来ることからしていかないと〉と、ソナは思い、「じゃあ、ハツミ。取り敢えず、元の世界に戻る?」

「そうじゃな。ここで、あれこれ言うておっても、何にもならぬ。戻ろう…」

「あなたたち、自分を信じてれば、大丈夫よ。ちゃんと心をこめて言えば、シュウもすぐには分からなくても、徐々に心を開くわ。諦めないで」と、女神。

「はい」ソナとハツミは決心したように、返事をした。



             続く

やっぱり、全くの無関心より、思ってもらっている方が、心にはいいよね。まあ、近づくことが、あまりに危険だったら、そうも言ってられないんだろうけど。

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