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しゃべったのをきっかけに
「女神様。ワラワは、何かすることはないでしょうかのぅ?」ハツミは、女神の武器になる精霊の生まれ変わりということで、一応聞いた。
「そうねぇ。じゃあ、あなたの脳にも私のイメージを渡すから、それが叶うように人間たちを導いてね」と、女神。
ハツミは、「はい。頼んでいただけて、ありがとうございますなのじゃ」
ソナは、ハツミがしゃべったのをきっかけに思い出して、「あっ、そうだ。女神様、竜騎士は、なんで異世界から私たちがいた世界に記憶をなくして来たんですか?」
女神は、困ったように「ああっ、それは…」
「色々話したし。もう、いいんじゃないですか?」小さくなった終末の剣が、革の小物入れに入ったまんま、女神の肩にのって言った。
続く
女神は、まだ何か隠していることが、あるんだろうか?