何をするんです?
「という訳で、ソナ。手伝いをしてもらう弟子になってもらうわよ」と、女神。
ソナ。「まあ、今までの話を聞いて、いいかなと思いましたけど。具体的に、何をするんです?」
女神は、待ってましたとばかりに、ニッコリして「私のイメージを、あなたの脳に伝えるから。それを、精霊たちにお願いしてほしいの」
「そういえば、精霊たちって神様にとって、どういう存在なんですか?」と、ソナは、疑問を話す。
「えっ?どういう存在って。そりゃあ、神のイメージの力強い動き。その動きにパワーが宿って、勝手に生まれた存在というか」と、女神。
ソナは、よく分からず「じゃあ、神様の力は削れているんですかね?」
女神は説明する。「うーん、削れているって訳じゃないと思うな。多分、何も生み出していなかった神という生命力が、年齢を重ねるように変化して環境に影響を与え、精霊という存在は神の足跡の活動的な歯車なのよ。それに、細かく指示を与えてくれたら私も楽になるのよね」
「歯車…。ああっ、からくりですか…」と、納得する、ソナ。
続く
精霊たちは、神の足跡の活動的な歯車だった。具体的な指示で、歯車たちが変われば、世界は良くなるよね。