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召喚されたらリアルダンジョンだった! 自称女神との日常異国ライフ   作者: 樹本 茂
第三章 やり残したこと

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LV74 1/16(土)

「おにい!」

「兄上!」

「おにい!」

「兄上!」

「おにい!」

「兄上!」

「おにい!」

「兄上!」

「おにい!」

「兄上!」


俺は、気を失っていたのか? 寝ていたのか? とにかく上下妹が俺の上に乗って激しくけたたましく耳元で騒いで……俺を呼ぶ声で目が覚めた。


「あぁ、上下妹。ここは………」


もう少し、キザなセリフを言えないものか我ながら嫌になったが、俺の上半身には下妹が、脚には上妹が載って俺を見つめている。


「ちょっと、降りてくれる?」


「出来ないよ、見てよ」


ああ、シングルベッド一つがあるだけで後は何もない部屋。ベッド以外は空きスペースすらない部屋。戻ったんだ。初音さんの部屋に。俺は。


「なあ、初音さんは?」


「おにいの隣にいるでしょ」


そういう梨花ちゃんの指の指す方向、俺の左隣、そこを見れば足が……

ベッドが狭くて頭を互い違いにして寝ていた俺と初音さん。で、いる場所が無いので俺の上に乗る上下妹。

せまっ!狭いよ!


「ちょっと、あんたら、おにい、兄上って、私の心配は無いの?」


俺の足先から声が聞こえてきた。


「ねぇ? おにい、おにいは、いつから口紅塗るようになった? の?」


梨花ちゃんが、初音さんを完無視して、俺の口元を指さし、いたずらっぽく笑っている。


「梨花ちゃん。私、何か、生々しくてダメかも」


目の前の胡桃ちゃんが嫌な顔しながら俺を見下ろしている。侍キャラはどうした?


「まあ、いいや。大人だしね。それより、おにいホテル帰ろう。ダメだここでは、広い部屋に行って、いつもみたいにぃ、また全裸で愛し合おうよぅ」


余計なこと言いやがった。


「初音さん、一回、帰るね」


とっとと消えましょう。バカ妹。

俺が上下妹をぶん投げて起き上がると、俺の腕を掴んだ初音さんが、


「ちょっと何か言うこと無い?」


きつめの視線を送ってくる。

ああ、わかってるよ。その視線、そこから、全てが始まったんだもんね。俺は、一回、深呼吸して、


「日曜日、バーベキューあるんだけど、一緒に行ってくれる?」


………………


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