LV67 12/31(木)-1
………………
どうするか?
……
………………
『同封したお守り。困ったら開けなさい、それまで開けちゃだめよ。きっと役に立つわ。そうならない事を祈るけど』
「お、お守り、お守りがあった」
俺は初音さんの手紙と一緒に同封してあったお守りの存在を思い出し、ズボンの後ろのポケットに二つ折りにして、雑に、時にお尻の下になって、とてもありがたがっていたとは思えない封筒を取り出して開けると、そこには“お守り”と書いてある小さい封筒がさらに入っていた。
何か1cmくらいの塊が入っていそうだ。
俺はその封筒を開け、中に入っていた、さらに小さな手紙とチェーンがついた石か何かのペンダントを見つけた。
暗くて良く見えない。
「ここ照らしてくれる?」
スマホの灯りでゆるふわちゃんに俺の手元を照らすように指示した。
石は1cm程度の涙の形をしていて青い不透明の何だろう?石にしては軽いし、プラスチックか?中央には金色の紋様が描かれていて、青銀色の金属製のチェーンがついているネックレスだった。
手紙を読むと、
『リーテ・ラトバリタ・ウルス・アリアロ……
ラピュタ語で「我を助けよ、光よよみがえれ」
という意味よ。
さぁ、唱えなさい』
おもちゃじゃねぇか!!
くそ、こういうのホント好きそうだよな。あいつ。
時間を無駄に消費した。
でも、??
更にもう一枚、ラピュタの呪文の下に手紙が……
『あなた、これを読んでいるってことは、ダメだったのね。ホントに使えないわね……知ってるけど。でも、そういう最後までドキドキさせてくれるような危ういところがたまらなく大好きよ。
本題。
そのまま、待ってなさい』
その刹那、強烈な閃光と共に一条の稲光が高さ5mほどのがれきの上を直撃した。
地に響く雷鳴が止み白煙の立ち上る、そのがれきの上を見ると、そこには、
「あらあら、苦労してお迎えに来てあげれば、女の子とご一緒とは、さすが私の旦那様ですこと。ふふふ。でも、嫌いじゃないわよ、そういうところも」
初音さんが不敵に微笑み俺達を見下ろしていた。




