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召喚されたらリアルダンジョンだった! 自称女神との日常異国ライフ   作者: 樹本 茂
第三章 やり残したこと

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LV64 1/2(土)…………

「私、乗せられたの」


「なに? 乗せられたって?」


「昔に戻りたいって、思ってるんなら、やってみる? って言われたの。夢で……でも、夢よ。夢の中で言われた事よ。まさか、まさか、ほんとにそんな事が起こるなんて思わないじゃない。だから、ごめんなさい、覚悟が無いの。絶対に、って言う強い気持ちが私に無いまま始まっちゃったの」


ここにきて、夢オチか?それならそれで俺としては戻れるなら願ったりだが……そうでもなさそうだ。話から想像するに彼女もカメに乗っている俺と同じ乗客なのだろう。


………………乗客………………


嫌な予感がした。俺と同じゆるふわちゃんが乗客なのだとしたら……


「ゆるふわちゃん? ゆるふわちゃんは寝ると一日戻る?」


「ううん……そんな事は無いよ」


咄嗟、スマホの画面を見た。


1/1 23:30 一日過去に遡行している。いや、それどころか……朝に、おきた時間に戻るどころか


………………24時間過去に戻っている。


………………何故だ?


………………何が起きた?


………………俺か


……さっき、ゆるふわちゃんにこの世界の話をしたタイミングか

……畜生、何で、あのタイミングでおれは時間を確認しなかった。痛恨のミスだ。


前に妹共に話をして遡行した時は、朝に話してて戻ったから……いつものように起きた時間に戻ったと錯覚していたけど、実際は24時間戻るが正解だったのか……今回は、俺もゆるふわちゃんも別世界の住人だ。一緒に仲良く24時間遡行したから何も変化が感じられなかったのか。


しまった!くそ!!


決定的に問題なのが、初音さんとの合流時間が、既に残り時間30分になっちまった事だ。

こっから走れば、まだ何とか着けるはず。


「ゆるふわちゃん。戻らないか? 俺達のいた世界に、一緒に戻ろう!! 時間は無い急ぐよ!!」


俺は彼女の潤む目を見て、手を取った。


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