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LV51 1/3(日)-3 ゆるふわちゃん 1
「元気なさすぎだよ~。まだ、気にしている? もう忘れなよ、それがここのやり方だって言ったよ。わたし」
俺はゆるふわちゃんの非常招集を受け、昼過ぎの街の中心にある日系モールのレストラン街で昼食を二人で取っている。ゆるふわちゃんは、仕事があるのだが、昼は俺の為に休みを取ってくれた。目の前で電話して、頭が痛いから、夜には治るだろうと言って。
お目目をウルウルさせて可愛い声の、アニメに出てきそうな声のゆるふわちゃんは、俺を見てため息をつくと、窓に見える人工的な街並みの絶え間なく流れる車を目で追っている。
「中々ね、そんなもんだと思えないところがあってね」
俺にはこの状態を、いや、どの状態だ?この場合は、初音さんとその妹達の事だ。あいつらが消え去った事をただ単に、ここの連中の会社の辞め方になぞった話で終わらすには、とても同意できずにいるのだが、目の前のゆるふわちゃんには、俺のその態度に納得がいっていないようだ。
「そんな事より、私、時間できたから、この後付き合ってよ。一緒にお店見て回ろうよ」
彼女は、この後の俺との日曜の予定を決めた。
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