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召喚されたらリアルダンジョンだった! 自称女神との日常異国ライフ   作者: 樹本 茂
第三章 やり残したこと

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Lv外-5 冬キャン  その1

いつも読んで頂いてありがとうございます。本日は感謝の気持ちを込めて更新いたしました。


本編には関係しない、まったりな内容です。


いつもの時間とは違うので初めての方もたくさんおられると思いますが、ぜひ本編も読んでいってください。


月~金 17時過ぎ更新です。





「美味しい~」


初音さんが、はじける笑顔で喜びを表現中だ。


「こういうの良くやるの?」


1オクターブ上の声で俺に聞いてくる。


「高校生の頃からやってるからね」


俺は今、初音さんとキャンプに来て、俺の作ったパエリアとスープとなんか諸々。それを食して一言、言った。


「ねぇ、あなた料理上手いじゃない。一緒にお店やらない?」


山っ気が多いこっちの連中は何かあるごとに一儲けを企んでいる。これも、普段の会話だ。


「やらない、もっと言えば、お前とはやらない」


「ちょっと……せっかく来たのに、もう少し、私を喜ばせなさいよ。なんてこと」


ちょっと可愛く拗ねてみました。と言ったところです。


近くでも無いキャンプ場。手ぶらでキャンプ。グランピング、一泊¥30,000相当二人で。俺達は食事抜きなので、レンタル道具と会わせて¥20,000相当。まあ、物価の上昇著しいここではそんなもんかな。


俺は、いや俺達は白熊さんマークの大型レガシーワンポールテント。要はコットン製のおしゃれキャンパー愛用の直径5m程度、高さ3m程度の大型テントでお泊りだ。ダブルベッドが奥に二つ。手前にソファとテーブルがある。快適装備満載の出来たばかりのキャンプ場である。そこで、俺は、キャンプ歴高校生からの俺様がこの雷をぶっぱなす事だけに特化した初音さんを喜ばせている。


外のテントのすぐ脇に調理用の水回りやらがあって、そこで作ったものをテント内に運び入れ二人でマッタリ食事中。


「初音さん。寒くないの?」


17:30、テント内気温15℃。


初音さんはピンクのノースリーブに黄色ニットカーデーガン、フレアミニスカ履いて長い脚の先にはヒール履いてやがる。

ここの奴らは、時々驚く格好でこういうところにくる。半月ほど前の会社のバーベキューでは上下スーツで来たあんちゃんがいたくらいだ。


「え? 寒いわよ。でも、ノースリーブは私の戦闘服なの。これは、私が勝負している証よ」


誰と闘ってんだ。もう、勝ちでいいから、服着ろよ。


ここは、最近出来たキャンプ場で綺麗だ。

グランピング用のテントが大小7張り、その他オートキャンプ用の区画が20程度とフリーサイト、こっちでもソロキャン需要があるらしく、ソロキャン用のサイトも5サイトほどあった。この国でもアウトドアブームで、そこら中にキャンプ場がオープンして、客の入りも上々だ。


でも、まあ、うるさい。周りの声。なんだろ、話し声がでかいからか?うるさい話声にかき消されないようにするために更にでかい声でしゃべる。でかい声スパイラル。


「たっのしい」


ワインを飲みながら少し赤い顔の初音さんが上機嫌でソファに腰かけて、俺にもたれかかり心のうちを漏らしている。


「楽しいの?」


「楽しいわ。こんなに楽しいとは思わなかった。おまけに美味しいものが自動で出てくるなんて最高に楽しい」


手ぶらだからな。テントもたててないし、キャンプなんて言えるものは何もしてねぇよ、初音さん。それに自動じゃねぇぞ。俺が作ったんだ。


「嘘よ、私のために美味しいもの作ってくれてありがとうね。そういうところが女心をくすぐるのよ。大好きよ。ふふふ」


ワイングラスを持って腰を支点に自分でゆらゆらしている初音さんを見て、


「酔ってるでしょう?」


酔っ払いにこれを言っても意味が無いと、わかっていたのだが、言わずにいられないくらい初音さんはおかしなことになっている。


「熱い……脱いでいい?」


あんた脱ぐ服ねぇよ。そんだけ薄着なんだから。

本編:月~金 17時過ぎ更新です。

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