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召喚されたらリアルダンジョンだった! 自称女神との日常異国ライフ   作者: 樹本 茂
第三章 やり残したこと

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LV36 次の日 その1

 気分爽快だ。なぜかは知らないが気分爽快だ。起きて一発目この感じは大概やらかしている事が多い。特に大酒を飲んで意識が吹っ飛んだ後などになる一時的なハイ状態、トランス状態。こんな時はまず今、自分が何処にいるかの確認をする必要がある。前はトイレで寝ていたし、つい最近も上妹の攻撃で似たようなことがあったな。


明かりの差し込む窓、カーテンは閉められて、遠くに車の騒音が聞こえる。ここまでくれば、いつもの慣れ親しんだ部屋で間違いない。と思う。そう、間違いない。机と椅子。そして、妹達が帰った事で誰も寝ていない空きのベッド。ダブルベッドが二台ある俺の部屋


間違いなく俺の部屋だ。


しかし、何故?


記憶が飛ぶと他人に聞いてその隙間の記憶を提供してもらって自分の記憶として移植するのだ。慣れたものだ。この国に来て膨大な記憶の欠損を生じている俺の脳はそういう意味では移植適合者が山ほどいるのだ。


まずは、思い出そうか。昨日の出来事。


初音さんに一服盛られた事迄は分かっているが、その後がだめだ。はっきりしない。特にどうやってここまで帰って来たのか?初音さんあたりが連れてきてくれたか?いや、そんな殊勝な心掛けの奴が一服盛るとは思えないし。それじゃあ、どうやって?


今は朝の6:30。超夜型の初音さんに電話するとキレられそうだから、とりあえずメッセージを入れることにする。


『昨日、どうやって帰ったか教えて』


まあ、いいや。そのうち思い出すでしょう。ってなところで、シャワーでも浴びて7時からの朝食を食べる事にする。


このホテルの試行朝食、いつもの卵両面焼き、台湾ハムと野菜の焼いたものにご飯を着けてコーヒーと頼むまでもなく、そこには朝食が勝手に並べられるはずなのだが、今日は何にするか聞いて来た。少しは従業員の教育が行き届いたか……


部屋に戻りがけ、いつもの俺シスターズがいたので少し絡んでやろうかと


「“おはよう!”」


と言えば、


「“おはようございます。”」


折り目正しく挨拶を返してきた。なんだ、やればできるじゃないか。でも、なんか会話も弾まず不発な感じで、部屋へと戻り、しばらくぶりの一人の時間を堪能していた。いままで、ゆっくり考える時間さえなかったな。あの上下妹共の攻撃で。


あ~一人最高!

月~金 17時過ぎ更新です。

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