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召喚されたらリアルダンジョンだった! 自称女神との日常異国ライフ   作者: 樹本 茂
第二章 第二次広州会戦

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Lv外-1 バレンタイン日本と違う事

 ある日の日曜、朝。10時ぐらいに。

俺の部屋のドアをノックする音が。


「はい~」


俺は今日のこれから何するか思案を巡らせ、3巡目の今さっき、とりあえず寝ようと決めたところだった。

ほんの数歩、妹達(主に下の)が占拠していたベットを通り、3m程度の長さの通路を抜ければオートロックのドアがある。


そこまで、こんな時間に訊ね人が来るなど、まったく当てがない俺は、脳内で選択肢を消去しながら、凡そ、部屋掃除の類だろうと当てをつけてドアノブに手を掛けようとした。


あと少し、もう数歩のところ、ドアノブが下に下りて俺の方にドアが開いた。念のため、俺は開けてない。


だ、だれ?


部屋に入って、いや、この場合は侵入だな、侵入してきたそいつは、


「おはよう。そろそろ、暇な身体と右手でイヤらしく私を淫らに脱がせて、あられもない事を妄想とも現実とも区別がつかないような痛んだ脳で天国に自分自信で導いているころだと思って、お手伝いに来てあげたわ。ありがたがりなさい」


そいつはやって来た。


「あんた、入ってすぐに下ネタかよ。それに、何で合鍵持ってんだよ」


「イヤな言い方ね。盗んだみたいじゃない。いつものようにフロントに行ったら、フロントの子が”どうぞ”といって私に渡してきたわよ。わたし、何も言ってないのに。良くできた子たちね。うちの子達にも見習わせたいくらいだわ」


どこまでほんとかわからんが、以前、こいつは俺の嫁だと言って俺の部屋に侵入した前科がある。そして、嫁設定を否定することなく今まで来ているので、フロントの俺シスターズ的には嫁認識の可能性が高い。っていうか嫁だ。


俺の目の前で、肩幅に足を開いて身体の前で腕を組み、組んだ腕に巨乳を乗せた初音さんは、俺を見ながら、


「さぁ、右手がいい? 左手がいい? それとも足? とんだド変態ね」


「初音さん、何であんたそんなにテンション高いんだ?」


「昨日から、寝て無いのよ。だから、なんでも楽しく見えるわよ、今の私は。さぁ、そんな事より、今度のバレンタイン何をくれるの?」


右手でお願いします。って話題変えてきやがった。


「何で、バレンタインに初音さんに上げなきゃいけないんだ?」


ねえ、そうでしょ? 男の俺が上げるって……違います?


「え? ちょっと何? 今、凄く酷いこと口にしたよ。わかってる?」


今まで、胸を張ってベッドに座る俺を見下ろす様な迫力で話していた初音さんが、よろよろと後ずさりしている。


「俺、なんか悪い事いった?」


「悪い事しかないよ」


俯いて小声で呟いた。いままで、右手だ左手だと言っていた威勢のいい、あいつは既に消えている。


乙女モードに切り替わった。これ、メンドくなる奴だ。


「ねぇ? 私達ってそんな関係だったの? 私だけが一人で好き好き言っていたの? 酷い! 酷いよ!」


ああ……これ、舞台は暗転して、自分だけにスポットライト当たって独演中だぞ。


「ちょと、もしかしてだけど……バレンタインについて教えて」


俺の常識、世界の非常識、ならぬ。こいつの前では非常識の線を疑って、舞台に寝そべるように右手で上半紙を起こし、左手でそそと涙を拭き、俺にアピールしている初音さんに聞いて見れば、


「バレンタインとは、2/14に愛している女子に男子がみつぐ日よ」


あ~、やっぱり。


「因みに3/14はどうなるんだ?」


「3/14は愛している女子に男子がみつぐ日よ」


「ずっと貢っぱなしなんだね……」


……この国の実話である……

月~金 17時過ぎ更新です。

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