表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
召喚されたらリアルダンジョンだった! 自称女神との日常異国ライフ   作者: 樹本 茂
第一章 女神

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

20/107

LV0 初音さん3 金曜日

 毎日、朝食を食べると、ほどなく俺は歩いて数分の会社まで出かけるのだが、今日は部屋からホテルの門まで初音さんがお見送りをしてくれるらしい。この程度のホテルだ。広さもたいしたものでもないがその気持ちをありがたく頂戴しよう。


「あなた。気を付けてね。今日は早く帰ってきて。一緒にご飯食べましょう。それじゃバイバイ」


俺シスターズが見守る中、これ見よがしに日本語でしゃべり続ける。このまま、日本人で押し通すのか? でも、さっきレストランで北京語でまくし立ててたよね?

俺シスターズには俺は独身だと伝えてあったのだが、今のこの光景はどう映っているのだろうか? 後から検証したい。


昼になると


『寂しいわ。何してる?』


とメッセージをよこす。


さびしくねぇし。仕事中だ。


『今、門の前。入ろうとしたら生意気な守衛がダメだって言うからあなたの名前出したら、そんな奴しらんって。あなたマイナーなのね。総経理の名前出してもいいかしら?』


お前やばい奴だと思われているんだよ。それにこの辺の日本人の間ではあんた有名人なんだから無茶しない事だよ。初音さん。

なだめたりすかしたり時間稼ぎをして終業時間まで俺の遅滞作戦は継続された。


『仕事終わったよ。ご飯食べに行こう。何がいい?』


俺の気持ちに整理が付いたころにメッセージ送ったのは終業後60分ほどしてからだ。


『そう?それじゃ、門の前まで行くから待っててね』


俺が会社の正門で人込みの通りを眺めて10分もすると両手を振って嬉しそうに駆け寄ってくる初音さんを見つけた。


ふ~ん。あんな表情も出来るんだな……


夕闇が間近に迫る週末のドヤ街に、人目を引く美人のいつもと違う表情が、俺に今まで無かった感情を芽生えさせたことを自分で自覚した一瞬だった。

毎日17時過ぎ更新です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=838445218&s ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ