LV0 初音さん2 木曜夜
さっき部屋に入った時、初音さんは全裸だった。今でも目に焼き付いているダイナマイト級のお胸が。
だが、今はバスタオルでラッピングされているので、少しは見てもいいものの様に感じるのだが、いろいろ聞きたい事が有りすぎて。
「あなたの嫁だって言ったら難なくカギを渡してくれたわよ。このホテル、セキュリティどうなっているの?」
ため息交じりでやれやれと言った表情を浮かべ話し出した。
お前なんでそんな偉そうなんだ?
窓に腰かけてバスタオルから覗く太ももも露わに道路を行きかう無数の車列を見ながら気怠そうに俺に話を継いでくる。
そもそも、何でここにいるのだ?
「ねぇ。4日間いてあげるわ。感謝することね」
何を言い出すんだこいつ。
「もちろんただでとは言わないわ」
そう言うと初音さんは潤んだ瞳で見つめてくる。
おあいにく様だ。俺はその手には引っかからない。いろいろ学んだからな。経験値だけなら街はずれの森の中でソロで戦えるぞ!こいつらと対峙するときははっきりと意思表示をする事だ。曖昧なところを匂わせたところでそんな事は言ってないの一点張りになる。言ったって言わないって言うんだから。
「おっと、初音さん。そんな目で見つめても無駄だ。はっきり俺への報酬を提示してくれ。そうでなければこの先の交渉は打ち切りだ。今すぐ服を着て出ていってくれ」
「ふん。出来るようになったわね」
まだ何もしてねぇよ。
そう言って初音さんが窓から腰を上げてこちらに近づいてきた。
「それじゃぁ。私の裸を拝ませて上げるわ。それで貸し借りなしよ」
お前の貸ししか残らねえじゃねぇかよ。お前の裸にそんな価値があるのか?
「初音さん。まずは何がしたいのか目的を教えてくれ」
そう言って、この場の主導権の獲得を目指した俺だ。半裸の初音さんをひとまず椅子に座らせて話を聞くことにした。
「今日から4日間連休を貰ったんだけど……
でも、どこにも行く当てがなくてね……」
「部屋でおとなしくしてればいいでしょう?」
「そうね。壁を見てボーっとしていられたら幸せだったんだろうけど。お店の女の子達に何処にも行く当てがなくて可哀そうみたいに言われてね。勢いで旅行に行くからって言ってしまったのよ。だから、4日間いてあげる」
いや、あげられねぇよ。
涙をためて訴える初音さん。だが、レベルアップした俺に涙は通じない……
いや待て。
でも、これも面白そうだな。
俺の悪い癖がでた。命を取られることは無いだろう。だったら、どこまで楽しめるのか?少しばかりセロトニンが必要な状態がここのところ続いている。もう少しブレーキが必要なのだが、目の前の日本食レストラン接客適当美人部長と新婚生活の方が面白そう……だ。
決まった。
「いいよ。初音さん。置いてあげる。但し、楽しく一緒に出来るか? それが俺からの唯一の条件だ」
「いいわ。楽しくしてあげる。但し、私はそんなに安い女じゃないわよ。それを忘れない事ね」
人の部屋で半裸の女がはくセリフでは無いように思うが、それも含めてのOKを出したつもりの俺は十分納得していた。
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