LV16 女神の契約
「見てこれ」
妹はスマホの画面を見せる。
また、素人レベルのXX取り合成写真じゃねえだろうな……
『男の人と契約しました。今までご心配おかけしましたが、これで、私も売れました』
なんで熊さんのスタンプ?初音さんが家族に送ったメッセージのようだ。
「ねぇ?お兄ちゃん。あなた女神族の契約の意味って知ってる?」
スマホを机の上に置いて妹は少し俯いて目を逸らすと俺に聞いて来た。
そういや、あれっきりその話は出てなかったな。
俺も別段、気にも留めずにいたが、そう言われてみれば初音さんの距離感が一気におかしな加速をしだしたのがそれ以降だった。
「何?どういう事?」
胸騒ぎがした。
「言ってないでしょ? おねえなら、やりそう。言われてないなら、知っておいた方が良いよ」
妹が俺の前に椅子から立ち上がり、ベッドに座る俺を見下ろして
「女神族にとって契約は一生に一度なの。契約の相手とは一生を添い遂げなくてはならないの。もしそれが出来なくなったら……契約破棄するようなことになったら力は失われるの」
え?重い、重いよ、初音さん。嘘だろ?
多分、かなりやばいって顔をしている俺に追い打ちをかけるように妹が、
「あ、それと契約破棄した男は永遠に呪われるのよ」
サラッと言った。
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