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練習用その1  作者: 神宮寺咲夜
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優斗達の日常

 練習用のお話です。見てくれる人は……多分いないか。うん。

 まぁもし、暇な人は是非見てみてください。ご覧のとうりの初心者なので色んなアドバイスなどを貰いたいので。

1話

優斗の日常


「はぁ…… はぁ」

 走る、ただ走る。何故走るかって? それは……

「プリンが売り切れるぅ!!」

 そう、オレの大好きなプリンが売り切れるかもしれないのだ。

 何故こんなに焦ってるかと言うと、今日は、なんと!焼きプリンが入ったとの情報を得たので、こうして廊下を全力ダッシュしていると言うわけだ。

「はぁ……もう少し、見えた!」

 目標を視認(しにん)!よし!まだ一個ある!

「間に合った……」

 思わず口に出してしまう。まぁしょうがない、何しろ、今日の午前中はずっと焼きプリンのことを考えてたのだから、安堵(あんど)して油断するのも無理はないだろう……と言うのが間違いだった。

 あと10メートルのところで走る速度を緩めたのが行けなかった。

「おっ、焼きプリンあるのか、おばちゃん!これ一つもらうよ。」

「運良かったね。最後の一個だよ。」

「うっそー!」

 目の前で取られる焼きプリン。これ以上にショックな事はないだろう。

 所で、いくら速度を緩めようといきなり人は止まれるものでもない。当然ながらオレも例外なく止まれない。

「ん? 危なっ!」

 目の前でプリンをとった女子にあっさり避けられ、そのままオレはプリンの入ってた棚に衝突する。

「ドンガラガッシャーン!」

 と言う具合に棚を倒してしまった。ちなみに、この台詞は一度言ってみたかっただけである。

「優斗……大丈夫か?」

 棚の下敷きになってるオレを引っ張り出しながら聞いてくる女子。

「体も心も痛い……どういうか!美琴(みこと)! それオレの狙ってた焼きプリン!」

「そうだったのか? だが、早い者勝ちだ。」

 そう言いながら得意げに焼きプリンを見せてくるこの憎たらしい女子は、西宮美琴といいオレより3歳年上である。

「そもそも。私もプリンが好きなこと知ってるだろ?」

 うぐぐ……と口からわずかに声が漏れる。

「歳上なんだから譲ってくれてもいいだろ!大人気ない!」

「レディーファーストと言う言葉をご存知で?」

 なっ、その言葉を引き合いに出されるとどうしようも無い。オレは諦めて普通のプリンを買うことに、次こそは勝つからな!――


「ふーん。美琴さんに取られちゃったんだぁ、残念」

 大人しくプリンとオムライスを買って席につくと、先に食堂に行っていた結梨(ゆいり)が話しかけてくる。

「みてたのか、結梨」

「あれだけ騒げばね。」

 あの後、食堂のおばちゃん怒られるわ。棚の片付けさせられるわ、散々だった。全部自分の自業自得(じごうじとく)なので文句は言えないが……

「二人は、食べ終わった?」

 二人と言うのは、結梨とさっきから無言でこちらをみている。

「? 凛〜りんさーん?」

 無言の少女の事である。

「聞いてる。うるさいわね。」

 素っ気なく答える凛さん。冷たい。

「慰めてくれてもいいのに」

「死ね馬鹿野郎」

 ストレートに悪口、さすがに傷つく。

 心に傷を負ったままこの二人の間の席に座る。

 二人ともすでに食事は終わってる様子だが、いつも通り。オレが終わるまでいるつもりなのだろう。

「……はぁ、焼きプリン食べたかったな〜」

 オムライスを頬張りながらボソリと呟く。焼きプリンなんて滅多に入ってくるものじゃないのに

「まぁ、優斗が先生にあんな悪戯しなければお説教される事もなく、焼きプリン買えただろつね〜」

 傷口を抉ってくる結梨、そのとうりなんだけど。

 何をやらかしたかと言うと、先生が入って踏むであろう場所にワックスをベタ塗りすると言う悪質な悪戯をした所。転んだ先生に1時間以上怒られると言う、まぁこれも自業自得なんだけどさ。

「……あの悪戯は、やめよう。」

「悪戯をやめなよ。」

 ド正論で返される。まったく持ってそのとうりだ。

 しばしの沈黙(ちんもく)、食堂には既にほとんど人がいない。

 黙ってオムライスを食べ終わると。

「プリン〜プリン〜」

 あっ。オレかなりショック受けてる。口から自然と声が出てくる。

「――はい」

 と同時に目の前に焼きプリンが置かれる。

「はい?」

 はい?なんで凛さんは焼きプリンを?つーかなんで買ったのに食べないんだろうか、レアなのに。

「どうせ、買えないと思って買っといた。」

 この人は女神か!と感激しながらプリンに手を伸ばすと。

「痛っ」

 ペシンと手を弾かれる。なんですか?食わせない気か、これ以上の拷問はないぞ

「言う事は?」

 あっ……

「ありがとうございます。凛様」

 プイッとそっぽを向く凛さん。相変わらずつかめない人だ。

「……どうも。」

 と聞き取れるか取れないかくらいの声で一言言ってくる凛さん。

「あー! 凛ってば! いつの間に!」

 それを見ていた結梨が騒ぎ出す。

「まったく! いつも抜け駆けして!」

 ギャーギャー騒ぐ結梨を放っておいて、オレは、ようやく夢に見た焼きプリンを食べる。

「ほわぁ〜美味しい〜」

 ヤバイ。多分今すごい顔してる。

 オレは、ゆっくりと焼きプリンを味う。うん、もう死んでもいいわ。

「美味しかった。」

 凛さんを見ると、相変わらずそっぽを向いている。

 何か悪い事した?オレ?

「凛さん?りーんさーん?」

 どんなに名前を呼んでもこっちを向いてくれない。

「……えい!」

 凛の脇腹をチョンと突くと、

「――ひゃん!……」

 と声を上げてこっちを睨みつけてくる。おぉ……スズメバチの巣を突いたようだ。

 と思ったのも束の間、すかさず凛さんのパンチが飛んでくる。

「――危な!」

 難無く受け止めるが、目は相変わらず怖いまま……こりゃ下手すりゃ殺される。

 とは言ってもただ振り向いて欲しかっただけなのだけども。やり方不味かったか。

「ほい、凛。これやるよ。」

 凛の手にオレの買ったプリンを握らせる。これで物々交換、後腐れ無し。

「……いいの? 優のプリン」

「もらってばっかじゃ不公平だろ。」

 プリンを受け取り。少し笑う凛、嬉しそうで何よりだ。

「さて、それ食べたら教室戻ろう」

 午後も頑張るぞ!って感じにやる気が出てくる。

「もぉ! 凛だけ優斗とイチャイチャしてズルい! 私も!」

「うわっ! いきなり抱きついてくるな!」

 結梨に抱きつかれる。身長同じくらいだから少しバランス崩すが、まぁ問題ではない。

「……遊んでないで行きましょう。遅れるわよ。」

 おっ……おうそうだな。と結梨を引き剥がして教室に向かう。

 結梨はギャーギャーまた言ってるが、放置!なんせこの次遅れればさっきの事もあるし多分殺される!

 とオレと凛は軽く駆け足で教室に向かうのであった。

 前書きと後書きって何を書けばいいのかわからない。あっ誤字脱字がある可能性高いのであまりツッコミいれずにそっと教えてください。

 クソつまらないですが今後ともよろしくお願いしたいです。それでは

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