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第二話

「やった!よかったですね。僕ら同じクラスで……。」




廊下に張りだされたクラス分けの紙をみて、純が喜ぶ。




「あぁ……」




一哉は顔を曇らせ、不機嫌だ。




「一哉君?嬉しくないんですか?」





「ヤなコトが一つ……。」




そう言いながら見つめる視線の先には、3人の女子がいた。




「……やった!3人共同じクラスよ!」



一哉が見つめる先にいる少女の一人が笑顔を見せた。



「別にどーでもイイ。」



「まぁ、よかったんじゃない?」




友達からの返答は厳しかった。




「あら?一哉じゃない。……あんた、何組なのよ?」




少女の一人……和希沙なぎさが一哉に話しかける。




「1の5。」




「……え?一緒じゃない!最悪〜!」




「さっきと言ってること違うし。」




和希沙の友達の一人、志乃しのが呆れた様子で和希沙を見た。




「いつもあぁよ。我が儘なの。」



横にいたもう一人の友達、理緒りおが何でもないように返す。



「だね。」



「オレもヤダよ……。」



「奇遇ね!私もすっごくヤ・ダ!」



チッ、と一哉は舌打ちし。フン!と和希沙はそっぽを向いてしまった。




「いおりん、僕ら1の5だって!同じクラスだよ!やったぁ!」




空気を読まない(空気をよめない)声が、一哉達の険悪なムードを悪化させる。





さきほど校門の前で一哉とぶつかったつかさだ。



その傍らには伊織もおり、




「いおりんはヤメテ。いおりんは。」



と、小さな抵抗をした。




「ヤなコトが二つ……。」




一哉は頭を抱える。




「楽しいクラスになりそうですね!」




「お前はどうしてその結論に至るんだ……。」




「そぉだよぉ。みむじゅの言うとーり、嫌でもポジティブにとらえなきゃ、そのうちハゲるよ?」




つかさがナメた口調で一哉を嘲笑う。





「いや……そこまでは……。え?みむじゅ?」





純が首をかしげる。




「ネームセンス、悪。」





「テメェ、ケンカ売ってんのかァァァ!!!」



一哉は殴りかかろうとするが、




「ポジティブ、ポジティブ〜!」




と、つかさは何故か楽しそうに逃げ回る。




「ナメられてるわね。」




くすり、と笑う和希沙。



「うっせー!!!」




そこで一哉は完全にブチギレモードだ。




「ちょ、落ち、落ち着いてぇぇぇ!!!」




純が必死に一哉を止めにかかるが、暴れ出した一哉はなかなか言うことを聞いてくれない。





入学早々、廊下ではバトルロワイヤル開催中だ。




〜〜〜つづく〜〜〜



セリフ多いですね。

コレ…小説???

脚本とかに近い気が……

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