やっべやっべ
今回短いですけど許してください何でもしますから!
名前が決まったことで、これからどうするか話し合おうと思ったその時、突然軽やかな音が聴こえた。このゲームにおいて聞きなれたその音は、いつも俺たちに何かしらの影響を与えていく。
今度はなんだ?
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この世界において、初めて次元人の手によって個人ギルドが創設されました。それにより『ギルドワールド』を開放します。詳しくは追記をご覧ください。
個人ギルドとは一体どの様モノなのか。それは情報収集するか、実際に創設してみて判断してみてください。
設立を行うには、個人ギルド創設用紙が必要となります。個人ギルド創設用紙はごく稀にモンスターからドロップする他、店に並んでいたり、イベントによって手に入ることもあります。是非手に入れて見てください。
追記
個人ギルドに加入した人は、ステータス画面にギルドワールドという名前のスキルが追加されているはずです。そこをタッチする事で、貴方達の貴方達による貴方達の為の世界へワープすることが出来ます。その空間は一つの個人ギルドにつき一つ用意されています。話し合いに使おうと、何かしらの施設やアイテムを作ろうと、何をしても自由です。是非上手に活用してください。
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おい、これ凄くねぇか?いや、だって……なんて言えばいいんだ?ちょっと混乱してしまうぐらいには驚いてる。
確かに、こういったシステムのあるゲームは一定数はある。というか、そんなに珍しい方というわけでもないだろう。でもまさかVRMMOでその存在をお目にかかることができるとは思ってなかった。
少し開発者的な視点から考えることになるが、こんなにもリアルなモンスターや景色、それでいてこのゲームの最大の特徴ともいえるスキルシステムと意味不明なほどに正確なNPC。これらをたくさんのプレイヤーが遊ぶ中維持しているのだ。容量とか考え始めたら、キリがないというかおかしい。
だからこそ既に手いっぱいだと思っていたのだ。出来たとしてもイベントやストーリーを追加するぐらいで。それだけでも十分に面白いしとんでもないことだ。ところが運営は更なるやりこみ要素を提示してきた。
な?とんでもないだろ?本当に、アナザーワールド(異世界)に飛ばされたんじゃないのかと思ってしまうぐらいには。いや、寧ろそっちの方が納得してしまいそうで怖い。
ほら、周りのみんなも驚いて固まってしまっているしな。というか、よく見たら冥途は全然驚いてないな。さすがの貫禄だ……あ、ローラが一番早くトリップ状態から帰ってきたな。
そしてそのまま全員が帰ってきた後、早速ギルドワールドに行ってみようという話になった。そりゃそうだ。百聞は一見に如かずとも言うし、そもそもの話早く行ってみたいというのが俺たちの総意だ。
そうして俺達は指示されていた通りタッチすることで、ギルドワールドへ旅立つのだった…
あと二話で合計百話ですね…
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