激闘！VS炎の精霊嬢ローラ！！
台風大丈夫ですか？私の方は停電してます(ナウ)
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恐る恐る目を開けると、炎に包まれたローラがそこには居た。まさかのダイナミック自滅か！？でもそれにしてはローラは炎の中でもピンピンしている。いや、どちらかというとアレは…
「オーホッホッホッホッホッ！！炎の精霊、ローラの誕生ですわ！度肝を抜かれまして？シルバー？」
やっぱりそうなのか。どうやら今のローラは人間じゃないみたいだ。
言うなれば…
「そう、言うなれば今のわたくしは炎の精霊。炎を司る精霊…なのですわ！」
…確かに演出も凄いし、とんでもなく熱い。そして恐ろしく強いのだろう。正しくラスボスの第二形態みたいなものだ。
絶対オンリーワンスキルなんだろうな。どうやって手に入れたのか、滅茶苦茶気になるけど、その前に言いたい事が一つある。
カッコイイ！なんだよ、とんでもなくカッコイイじゃないいか！派手で強そうで…良いなぁ。
「…そうでしたわ！行きますわよ！炎の大波！！」
突然ローラは冷静になったのかなんなのか分からないが、先程までの談笑感が無くなり、魔法を放って来た。
ってええ！？結構大技の筈の魔法をほぼ詠唱無しで放って来た！？さっきまではちゃんと詠唱してたのに！？
…しかも危険察知で確認してみた所、さっきよりも威力が上がってる感じがする。
しかし幸いにも先ほどと同じで、威力の弱い…いや、ほとんどダメージを受けないでも潜り抜けられそうな場所が存在するようだ。ちなみにさっき潜り抜けた時に熱いとは言ってたけど、全くダメージが入ってなかった。
まぁ…そういうこともあるよな。な？な？お、俺がオーバーリアクションなわけじゃないんだからね？勘違いしないでよね！
とにかく今回も身を屈めながら炎の中を潜り抜ける。ちなみにこの安全ゾーン？は完全ランダムなようで、先ほどとは全然違うところに発生していた。
しかしその炎の波を突破した俺を待っていたのは優しいヒロインでも嬉しい宝箱でも何でもなく、大量の小さな火の弾丸だった。さながらオスカーとの戦いで経験した弾幕である。
絶望の具現化のような気すらしてしまう弾幕だ。…でも弾幕にも穴はあるんだよなぁ。
勿論普通は見えないだろうが、俺には危険察知がある…ってこれもう何回言ったかな。
兎に角俺はその隙間を縫うように移動して、ローラに接近する。…無理！
俺は距離を取って少し回避に徹することにした。あの状態で斬ったところで効果があるのか分からないけど、そもそも切れる距離まで近寄れないわ。
小さな火の攻撃がいくら来ようとも躱せるけど、接近した時に面での攻撃はマズイ。
距離が無いと安全な所を見極める事もできない。さて、どうしようか。
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あと皆さんも台風には注意して下さい！
