表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/187

闘技大会の説明を始めよう

ブックマーク、評価増えてきてます!

有難うございます!

「レディースアンドジェントルメェェーーン!!」


 大きな声が鳴り響いた。しかし、だれも不快には思わない。それどころか皆食い入るように声の主に注目している。


「大変長らくお待たせいたしました。闘技大会開幕です!皆さん、拍手!」


 パチパチパチパチパチパチパチパチ…


「いやはや、感謝カンゲキ雨アラレですねぇ。皆さんありがとうございます!お陰様で無事に闘技大会開催まで来ることができました!繰り返すようですが本当にありがとうございました!」


 パチパチパチパチパチパチパチパチ…


「おっと、紹介が遅れました!私、運営に携わっております、ヤツアシと申します!以後ヨロシクゥッ!」


 なんか凄いテンションが高いな、あの司会やってる人。ヤツアシって言ったか。いい作品を創れる人にはやっぱり変な人が多いのかな。


「基本的に今後発生するイベントの説明などは私がこなします。だからって媚び売っても意味無いですからね!そこんとこヨロシクゥッ!」


 前言撤回。テンションが高いってレベルじゃ無い。ちよっと暑苦しい。今日から君は、富士山だ!って言ってる人ほどじゃ無いけど、かなりだな。おっと、所々から「お前みたいなおっさんに媚び売る奴が居るかよ!」といった声が聴こえてきた。しかし、ヤツアシさんはそんなもの効かんぞとばかりに


「グスッ、おっさんじゃないもん。違うもん」


 って効いてる!!滅茶苦茶効いてる!クリティカルヒットしてるよ!おっさんのもん口調なんて誰得なんだよ。需要無さすぎだろ。お、俺はおっさんじゃないしその苦しみは分からないな。これはなかなか復活しないんじゃないか?って、ん?


「なんて私が引きずるわけがない!復活!私はおっさんなんかじゃありませんよ!見たらわかるでしょう!…あれ?どうして皆さん静かになるんですか?まぁ、いいです。因みにですが、今回の大会の参加人数は三千人でございます!運営である我々が想定していた数より想像以上に多いです!いえええええい!」


 …思っていたよりも復活が早いな。ってそうじゃない。三千人も参加するのか。思っていたよりもかなり多いな。まぁ、初めてのイベントだしな。前夜祭が開催されるほどには注目度は高いわけか。これが終われば第二陣のプレイヤーがやってくる。運営としてもプレイヤーとしても力を注ぐ気持ちは分かる。俺も頑張らないとな。


「ではでは、この場を借りて詳しい説明をさせていただきたいと思いますゥッ!」


 以前から大雑把にはインフォメーションに書かれていたが、詳しい説明は書かれていなかった。さて、一体どうなるか。特に何らかの形で出場プレイヤーが減らされるところが気になる。俺の今回の大会での進退が懸かってるからな。ここはとても重要だ。


「ちなみのちなみにちなみちゃんですが、エントリーは後1時間で終了します!出ようと思ってたのによく考えたらエントリーしてなかった!みたいなドジっ子さんはいませんか?今なら間に合いますよ!お急ぎください!」


 ちなみのちなみにちなみちゃんってスゲーしけてるな。ヤツアシさんは気づいてないみたいだけど。ダジャレとかをいう人もなぜか気づかないんだよな。全然受けてないって。


 テレビで一回観た気がするけど、確かあれって依存症みたいなものなんだよな。

 若い子とのコミュニケーションの取り方が分からないおじさん連中がダジャレを言ってみて少しでも受けたなら、おじさんは若い子を楽しませるためにダジャレを言うらしい。完全に裏目に出てるんだよな。かわいそうだけど。みんなもダジャレを言ってる年上の方がいれば、こちらのことに気を使ってるんだって考えてみたらいい。耐えるって言ったら失礼かもしれないけど、乗り切り易くなるとは思う。


「そして、大会が始まるとゲームの中では現実世界の1時間がこちらの4時間になるんです!とんでもない技術だと思いませんか!ふぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」


 て、テンションが高すぎてついていけない。でもあれなら一撃の威力がかなり出そうだな(ドラゴンなクエスト脳)。


「狸型ロボットの開発も遠い未来じゃないと思いますよ!すげええええええ!」


 なるほど。確かにここまで技術が進んでいるのなら狸型ロボットも開発できるだろうな。なんか間違ってる気もするけど、気のせい気のせい。


「次は大会の具体的な内容に入ります!最終的にはトーナメントで派手に行くわけですが、流石に三千人もトーナメントでやるのは不可能と言わざるを得ません。なので、勝手で申し訳ありませんがある程度数を減らさせてもらいます」


 まぁ、それは事前に知らされていたことだからどうこう慌てることは無いだろう。問題はその方法だ。まさか抽選とか言わないよな。(フラグじゃないよ)


「その方法とは、特殊フィールド場でのバトルロワイヤルです!」


 ざわ…ざわ…ざわ…ざわ…


 みんな突然のバトルロワイヤル宣言に戸惑いを隠せないでいる。特殊と言っているからには、普通のフィールドとは違うのだろう。さて、どうなるか。

読んでくださり有難うございました。


知ってますか?蜘蛛の脚は8本あるそうです。8本の脚→八つ脚→ヤツアシ


おや、そういえば私の名前は…


ヤツアシが合ってるのですが、ムツアシとなっているところが多々あります。見つけ次第訂正しますが、直ってないところがあれば指摘お願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ