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なんか大変な話になって来た

どうも。実はこの小説も終わりが近づいてるかも…?

「ちょっと中断じゃ。その代わりと言ってはなんじゃが、ちょいと大変なことが起きた」


 突然こんなことを言われてもいまいちよく分からないが、何でも自分の思うままに出来そうな魔王ちゃんが『大変なこと』と言い、苛立ちを感じていることから分かる通り、相当ヤバい自体なのかもしれない。


 これは話を聞いた方が良いかもしれないな。……実はこれが罠で、話を聞いたらゲームオーバーなんてズルい展開にはなってしまわないことを祈ろう。別に世界の半分を譲られそうになっているわけじゃないから、無いとは思うが。


「うむ。実はの、むかーし悪さをしとって封印されとった奴が復活しそうなんじゃ」


 ……え?……へ?そ、それってヤバいんじゃ。


 師匠を見ると、師匠も少し怖がっているような顔を……してないな。寧ろあれは自分の力がどこまで通用するか試してみたいという顔だ。


 ま、まぁ、待て。少し冷静になって考えてみよう。魔王ちゃんは少しおどけた様子で言っているが、よくよく見てみると強引に取り繕っているようにも見える。


 いや、そもそもの前提なんだが、その悪さをした奴と魔王ちゃんはどういう関係なんだ?そいつと魔王ちゃんがマブダチだったらやばたにえんでぴえんなんだが。


「彼奴と妾がマブダチとな?片腹痛いわ!!寧ろ犬猿の仲と言っても過言では無い!」


 ほっ。先ずは一安心と言ったところか。昔の、悪いことをしていた、封印されている、と言うワードが出揃っている時点で強敵なのは確定だからな。


 ……ということは魔王ちゃんの助力も期待していいのだろうか。直接的な力を見た事は無いが、あんなやべぇダンジョンを作っている時点でとんでもない力を持っているのは確定なんだし、協力してくれるならかなりと言うか滅茶苦茶助かるんだが。


「あー、それなんじゃがな……」


 そのことを魔王ちゃんに伝えると、魔王ちゃんは苦虫を嚙み潰したような表情をした。……はい、今嫌な予感をバチバチに感じております。


「妾、それ、無理」


 そうですよねー!!でもなんでだ?魔王ちゃんより強いとか?


「そんなわけなかろう!妾より彼奴の方が強いなど!今なら確実に妾の方が強い!……じゃが、昔はそうでは無かったのじゃ」


 ……なるほど、段々話が読めてきたぞ。


「今は最強無敵の妾であっても、生まれた時から最強というわけではなかった。当時最強と呼ばれていたのは邪神『ガガギググ』。愚かにも世界を破壊するのが目的というとんでもないやつじゃった」


 邪神『ガガギググ』……!!なんて恐ろしい(手抜きの)名前なんだ。世界征服どころか世界を破壊するのが目的と言うとんでもなさからもその恐ろしさが窺える。


 だが、それと魔王ちゃんが協力できないという話が繋がらない気がするんだが、どういうことなんだろう。


「妾は別に正義の者ではない。魔王じゃからな。じゃが、世界を壊すというのは流石に同意できん。妾の大事なおも……ゲフンゲフン、世界をなんだと思っておるのか」


 今絶対大事なおもちゃって言おうとしただろ。流石魔王、天上天下唯我独尊を地で行くのか。


「そこで妾は……」


 あ、なんか話が長くなりそうなのでここで一旦CM挟みます。

CM

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