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こういう展開

ヤッホー、公爵蜘蛛です


 二体現れた。これはつまり、師匠と共闘が出来る!そういうことではないのか!?


 …と思っていたのだが、よくよく考えてみれば俺一人で一撃で倒せた敵だ。二体になったところで、言ってみれば雑魚だ。共闘するまでも無い。


 ということで!アイアンゴーレム二体と戦う為に共闘するんじゃないかと思っていたそこの君!!……甘いぜ!まさかのカットだ!!



 軽くその時の様子を説明するならば、俺が素早く近づいて殴って殴って殴って勝ちだ。


 え?敵の数に対して殴った回数が一回多いって?……その辺は気分だよ、気分。そんなに深い意味は無い。


 三階層は余裕だった。だがまぁ、だからといって油断していいというわけではない。勢いは付けつつ慎重に進むとしよう。



 ☆☆☆☆☆



 四階層目に入ると、雰囲気ががらりと変わった。今までの階層はどこか無機物的ではあったが、それ以外には特に深い感想は浮かばない程度の印象でしかなかったが、四階層目に入った今では、どこか怖さを感じるような妖しい光で照らされている。


 きっと、ここから先は今までとは比べ物にならないほど強い奴らが出てくるのだろう。気を引き締めるとしよう。



 しばらく歩き続けていると、今までと同じように小部屋が見えてきた。……いや、あれ?小部屋というにはちょっと大きいような……あれ?滅茶苦茶デカくない?


「でかすぎんだろ…」


 思わず声に出てしまったが、それもそのはず。今までの部屋の大きさを一とするのならば、この部屋の大きさは二十くらいある。今までの部屋だって決して狭くはなかった訳だし、この部屋の異常性が良く分かることだろう。


 ドゴォン!!!ドゴォン!!ドゴンドゴンドゴォン!!!!


 俺と師匠が大部屋の中に入ると、その部屋に何とか収まっていると言っても差し支えないような大きさのアイアンゴーレムが現れた。


「でかすぎんだろ…」


 ガチででかすぎる。さっきの部屋の時と同じ感想だけど、やっぱり動くものと動かないものの差はやばいな。全然違う。ここまで来るともはやSFとか戦隊モノで見そうな巨大ロボットだ。


 …でもでもでも!!これでこそゲーム!!これでこそ挑みがいがあるということ!!いい!!いい!!すごく良い!!……へへ、体が震えてしまうな。


「ふむ、シルバーよ。まさか臆したとは言わぬよな?」


 それこそまさかですよ、師匠。臆しているわけないじゃないですか。これはそんな恐れからくる震えじゃない。あれですよ、あれ……そうそう、武者震い。戦いに勇ましく挑む勇気の現れ。


「しかしアレは一人ではなかなか手こずるぞ。ここは一つ、共闘と行こうではないか」


 よし、師匠と共闘だ!!強大な敵!!憧れの師匠との共闘!!……上手くいくかな?


「なに、心配する事は無い。お主はいつものように戦えばよい。どのような動きをしようとも儂がカバーしてやるからの。安心せい」


 …ここまで言われたら俺が奮闘しない訳にはいかないな。よっしゃあ!行くぞぉぉ!!



 まずは先制攻撃だ。決して敵の攻撃を受け止めてからとかではない。……今までのゴーレム戦では攻撃を受け流したり躱したりしてから攻撃してきたが、正直なところ、相手がでかすぎて受け流したり出来るビジョンが見えないからな。


 躱すのは、実はあの巨大な図体でスピード型です……とかでない限りは出来る筈だ。……出来るよな?


 俺はそんな事を考えながら、自慢のスピードで超巨大ゴーレムに近づき、足を斬り付けた!


 ガシャン!


 斬ってみた感想としてまず浮かんだのは、硬い!というものだった。そりゃゴーレムなんだから当然だろ!ってみんな思うかもしれないが、攻撃力にかなりポイントを振っている俺が言っているんだからとんでもない硬さだぞ。


 …だが、それと同時に斬れなくはないとも思った。つまり……コイツは倒せるってわけだ!!うおおぉぉぉぉ!!

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