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共闘......ではなく?

短めです。ごめんなさい。

 ガシャン!!ガシャン!!ガシャン!!ガシャン!!ガシャン!!ガシャン!!ガシャン!!



 俺と師匠が小部屋に入ると、再びゴーレムが現れた。今度は石ではなくダンジョンの名前の通り、鉄で出来ているみたいだな。


「共闘と行くか、シルバーよ」


 そう言った師匠を俺は右手を出して合図する。


「師匠、此処は俺に任せて見ててくださいよ。こいつは俺がチャチャッと片付けますから」


 き、決まったー!!俺が人生の中で言いたいランキングトップクラスの言葉!!カッコイイ!!最高!


「ふむ、ではシルバーよ。先ずはお手並み拝見と行かせてもらうぞ。このアイアンゴーレムを見事倒してみせよ」


 師匠は俺に向かってそう言った。よっしゃあ、気合い入ったー!!アイアンゴーレムよ!お前は俺が叩き潰してやるぜ!!スクラップだ!!



 ガシャン!!ガシャン!!



 アイアンゴーレムが俺に向かって、鉄と鉄がぶつかり合う耳の痛くなりそうな音をたてながら歩いて来た。


 見た感じ、動きはそんなに速くなさそうだ。寧ろ、遅い。だから俺は素早く後ろに回り……いや、やめた。


 いつもなら、これでいい。全力で勝ちに行くなら、そうしていただろう。だが、今の俺は違う。カッコイイセリフを吐いたんだ。戦い方だって、カッコよく真っ直ぐに進もうではないか。


 俺も、アイアンゴーレムに合わせてゆっくりと前に向かっていく。


 …アイアンゴーレムは真っ直ぐに向かってくる俺を確認し、ある程度近づいて来たところで、その硬い拳を俺に向かって力任せに振り回し、ぶん殴って来た。


 俺はサッと盾を構え……そして滑らかに拳を受け流した。これが、師匠から教わった力。俺が敵と渡り合うための最強の技術だ。


 アイアンゴーレムは、勢いをそっくりそのまま受け流されたことでバランスを崩した。技術無き力はこんなもんだな。力だけで勝てるのは圧倒的格下だけだ。……まぁ、アイアンゴーレムなんかに説教じみたことを言っても仕方ないが。


 …そして、俺は剣を上部に構え、ゴーレムのボディに滑らせるように……一閃!


 勢い良く振り下ろした。その太刀筋は俺の込めた気合いとやる気もあってか、とても綺麗なものだった。


「見事!」


「ありがとうございます!」


 師匠に褒められた俺が感謝を述べた時、その背後では、アイアンゴーレムが見事真っ二つに割れていたのだった。



 ☆☆☆☆☆



 降りて来たぞ三階層!!


 俺は先程アイアンゴーレムを倒したわけだが、なんと二階層もさっきの一部屋しか無かった。つまり、あの後すぐに階段を見つけて降りて来たわけだな。


 そこで気になったから師匠に聞いてみたのだが、どうやら本当にこのダンジョンにはそれぞれの階に一部屋しかないらしい。凄い特殊だよな。もはやダンジョンというよりも修練場みたいだ。


 …お、また部屋が見えて来たな。まぁ、一本道だから迷うこともないし当然なんだが。



 …部屋の前で待つ意味も趣味も無いので、そのまま立ち止まることなく部屋中に入ると、またまたまたゴーレムが現れた。



 …二体も。こ、これは!!

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