師匠を訪ねてダンジョンへ
はい、どうも!!
さぁ、という訳で!!やって参りましたダンジョン!!久しぶり!ダンジョン!!(人違いならぬダンジョン違い)
ここは鋼鉄のダンジョンというダンジョンらしい。名前から分かる通り、硬そう。凄く硬そう。
きっと出てくるモンスター達も、防御力自慢の奴らばっかりなんだろうな。俺とは正反対だ。
ちなみにだが、俺はステータスの配分はスピードと攻撃にポイントをほぼブッパしている。攻撃こそ最大の防御って訳だ。素早いので危険察知のスキルと併せて攻撃はほとんど受けた事がない。(ちょっと盛ったか?)
それに、攻撃を喰らいそうになったら盾で受け流せば良い。この、盾で受け流す技術も、師匠から教わったものだ。今日までの自分を救ってきてくれたものだ。ありがたい。
…俺についての話はここまでにしておいて、早速師匠を探しに行こう。このままでは入口にずっと立ってる変なおじさん……じゃない、お兄さんになってしまうからな。お兄さんになってしまうからな!
☆☆☆☆☆
さて、第一フロアにやって来たぞ。このダンジョンは全部で五フロアあるらしい。そして最大の特徴はなんと!!一本道なのだ!!
…少し言葉足らずになってしまったが、本当に分かれ道が無いのだ。これの何が良いか。一つは迷子にならない。三歩歩けば記憶を失ってしまうような体質でも無い限り、まず迷わないだろう。
二つ目は、師匠と入れ違いにならない。これに尽きる。というかこれがデカすぎる。
最後のボスの所に行くまでに師匠に出会えればそれでいいし、会えなかった場合は師匠がこのダンジョンをクリアしたという事なので、ギルドに戻ればきっと会えるだろう。
という訳で、出発!!
…しばらく歩いていた訳だが、目の前に明らかに罠っぽい大部屋が出てきた。絶対あの中に入ったらモンスターが出て来るだろ。
だが、一本道なので避けることは出来ない。俺に出来るのは、イノシシのように猛進することだけだ。出てきたモノ全てをぶっ飛ばして自分の血肉に変えるとしよう。
ガシャン、ガシャン!ガシャンガシャンガシャンガッシャーン!!
俺が部屋の中に入ると、予想通り、そしてダンジョンの名前の通り鋼鉄で出来た……ん?
…どう見ても鋼鉄で出来ていないゴーレムが出てきた。うん、誰がどう見ても石だな。名前は安直に考えるとストーンゴーレムかな。油断するつもりはないが、想像していたよりは弱そうだ。
もしかしたらダンジョン側も最初から全力で行くのではなくて、このストーンゴーレムにも勝てないのなら引き返せ!的な意味を込めているのかもしれないな。
よし、戦闘開始だ!
ゴーレムが俺に向かって動き出したのと同時に、俺も勢い良くゴーレムに接近していく。幾ら鋼鉄ではなく石という固さランクが数段階落ちたゴーレムとはいえ、石は石だ。ぼうぎょの低い俺は攻撃を喰らうべきではない。だが…
俺は自慢のスピードを活かし、一瞬で相手の後ろに回り込んだ。そして、ゴーレムに向かって思い切り剣を振り下ろした。
ドガン!!
硬いものと硬いものをぶつけ合わせた時特有の音を経て、ゴーレムは粉々に砕け散った。
…ふっ、どうやら俺のパワーが相手の防御力を上回った様だな。矛と盾の勝負は矛の勝ちだ。
☆☆☆☆☆
倒したゴーレムの素材を回収した。完全に誰がどう見てもただの石だが、なにかに使えるかもしれないからな。取っておいて損は無い。
…結構な実力差があった様な気がするな。まさか一撃で倒せるとは思わなかった。これは割と楽勝かもしれないな。
よし、この調子でどんどん進んで行くとしよう!!
DANGER!!DANGER!!
…へ?
良い所で切ったので短くなりました(言い訳)
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