表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
133/187

楽しい時間は一瞬で過ぎる。

三日連続!!素晴らしい(自画自賛)

それもこれも、ブクマ・評価してくださった方々のお陰です!!ありがとうございます!!

 う、うおぉぉぉぉぉおおおおおお!!!!釣れる!!釣れる!!釣れるぞ!!


 …え?いきなりどうしたのかって?それはだな……ふふん、聞いて驚くがいい。


 なんと!なんと!!魚が釣れまくっているんだ!!驚いただろ?あの、釣りをすれば天がひっくり返らぬ限り魚が釣れぬと言われたシルバーがだぞ!!……誰もそこまでは言ってないか。


 兎に角、めちゃくちゃ釣れるんだ。最初の一匹を釣ったのは良かったが、そこから釣れなかったらどうしよう……って思っていた俺だったが、そんな不安に思うこと自体がバカバカしく思えてしまうくらい釣れている。


 ただ……



「小さいな」



 そう、連れた魚の尽くが物凄く小さいのである!!掌サイズのまぁまぁ小さい魚は勿論、なんで釣り針に掛かったのかすら理解出来ないようなメダカとかグッピーみたいな大きさの魚まで釣れている。


 …まぁ、その分と言っていいのか分からないが、一番小さいやつは結構色合いが綺麗ではあるけど。うん、美しさの方の審査にはそれを出す事になるかな。鮮やかな青色はとても綺麗だ。


 ただ、大きさはダメだ。このままでは一番最初に釣り上げた滅茶苦茶普通な魚を大きいヤツ代表で出す事になってしまうそれはまず『ピー!!!!』い……って、ん?


 今なんか変な音が響かなかったか?き、気のせいだよな?気のせい、気のせい、ははははは…。



 …クワッ!!


 俺は勢いよく目を見開きながら、上の方に浮いているモニターの方に向き直った。まさかそんな筈は……などと考えながら。



 ☆☆☆☆☆


 0:00


 これにて釣り大会は終了となります。お疲れ様でした。

 尚、ただ今を持ちまして、魚は一切釣れないようになっていますので、ご了承ください。

 そして、今から10分以内に提出する魚を選んで下さい。

(提出した魚はしっかりお返ししますので、ご安心ください。尚、提出しなかった魚を持ち帰って頂いても構いません)

 その後審査を行い、結果発表・表彰を行った後にお帰り頂けます。


 ☆☆☆☆☆


 あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!終わったぁぁぁぁぁ!!!


 嘘だろ……こんなにも時間が経っているとは思っていなかった。俺の体感ではまだまだ時間は有り余っていたからな。まさかこんな事になるとは…。


 …ま、まぁ、仕方ないか。楽しい時間はあっという間に過ぎ去ってしまうからな。楽しめたんだからそれでいいやの精神で行こう。


 えーと……と、取り敢えず大きさの方は、さっき言った通り最初に釣り上げた魚を提出しておこう。


 さっきモニターに書かれていた通り、提出した魚はちゃんと帰って来るらしいし、正直言って出し得だ。……例え負け確だったとしても。


 …い、いや、まだ諦めるには早いよな!!そうだよ、他の人だってこんな感じかもしれないもんな。うんうん、そうだそうだ。


 よし、大きさの審査に出す魚は決めたことだし、次は美しさだな。……と言っても、こちらもまた選択肢は一つしかない。俺が釣った中でも一番小さい魚だ。よし、君に決めた!!鮮やかな青色で良い感じだし、お前なら入賞もあるかもな!!


 よし、提出!!さぁ、やることはやった。こっからは結果発表を待つだけだ。というわけで、そこまでカットだ!!



 ☆☆☆☆☆



 …お、そろそろ結果発表みたいだぞ。モニターにデカデカと表示された時間がもう少しでゼロとなる。3……2……1……0。


 ヒュ~~~……バーン!!!!


 !?な、なんだ!?カウントがゼロになった途端、上の方で爆発したみたいな音が聞こえたぞ!


 俺はその音を聞いて、慌てて上の方を見た。それは他の人たちも同じだったようで、みんなが同じようなタイミングで上を見上げていた。


 そこには……花火が打ちあがっていた。はえー、綺麗だなー……じゃなくて!なんで!?サプライズですか!?



 こ れ よ り 花 火 を 使 っ た 結 果 発 表 を 行 い ま す



 ま、マジか!まさか花火で文字の形を作り上げるとは思わなかった。現実なら難しいであろうこんなことでもゲームの中でなら余裕ってわけか。こんな演出されたら、テンション上がっちゃうな!!


 先 ず 始 め に 大 き さ 部 門 に つ い て の 入 賞 ・ 優 勝 の 発 表 を 行 い ま す


 お……取り敢えず俺の名前と、知り合いの名前を探すとしようか。さてさて、どうなるか…。


 ・

 ・

 ・


 あー、ダメだ!やっぱり俺の名前は無いな!!……でもその代わり、滅茶苦茶自信ありげだったオスカーの優勝、冥途とローラの入賞を確認した。やっぱりオスカーはこういう系のイベントには強いんだな。


 それに、俺と同じく、事前練習の時には全く釣れていなかったローラが入賞していたのはとてもめでたいな。うん、どこかで元気よく高笑いを上げているような気すらしてくる。


 次 は 美 し さ 部 門 に つ い て の 入 賞 ・ 優 勝 の 発 表 を 行 い ま す


 よし来た、今回の俺の土壇場はここだ。頼む、優勝とまでは言わないから、なんとか入賞にでも入っていてくれ…。


 ヒュ~~~……バーン!!!!


 確認!!確認!!隅から隅まで、俺の名前・知り合いの名前が入っていないかどうか見ていく。




 …あ、あった!!入賞欄の滅茶苦茶端っこの方に、俺の名前が書いてある!!よっしゃよっしゃよっしゃあ!!ありがてぇ、ありがてぇよぉ。


 ちなみに優勝は……釣り釣り太郎?……知らないな。名前から察するに釣りをするためにこのゲームを始めたんだろうな。釣りへの熱意が凄そうだし、優勝してもおかしくない。


 知り合いは……うお!こっちにもオスカーと冥途の名前があるぞ!やべぇな。どんだけ良い奴を釣りまくってたんだよ……おめでとう。



 まぁ、なんだろう。これで釣り大会は終わりか。なんだかんだ有ったけど、釣りって結構楽しかったな。うん。



 …またやろ。

これにて、ティアのハンマー事件から始まったこの章(特に設定しているわけでは無いですけど)もひと段落つきました。

ここまで読んでくださってありがとうございました。

次は戦闘系の章になりますかね。出来るだけ早く続きを更新したいと思います。(ここでこの物語が完結じゃないですからね!)

応援がてら評価やブクマをしてくださると嬉しいです。それでは

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ