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釣りに行こうよアニマルの森

メリークリスマス!

サンタ蜘蛛ースからのプレゼント小説だよ

…いつも通りの内容です。閑話とかじゃないです

 さぁさぁ、やって参りました!何とかの森!


 名前はなんだったか忘れたから、取り敢えずアニマルの森としておこう。風情が出る気がするからな。


 今回はちゃんと俺の所属している個人ギルドにいるみんなで来たぞ。……まぁ、少し前にあそこまでみんなで行くぞみんなで行くぞと言っておいて、敢えて一人で来るのも面白かったかもしれないが、残念ながら今回はボッチではないのである。ボッチ諸君、残念だったなぁ!!


 …こんなこと言ってても虚しくなるだけだからやめておくとしよう。話を本題にシフトすることになるが、目的地となっている湖までは少々の距離があるらしい。


 ちなみにだが、マリンシティに海があるのだからそこに行けばいいのじゃないか?って思った人もいるかもしれない。確かに、街の中で釣りができるというのはとても魅力的だし、距離的にも全然遠くないから手軽にできるだろう。


 でもそれは、俺以外のすべてのプレイヤーが考えていることだ。今となってはマリンシティに行けるプレイヤーはかなり多い。だから、有り体に言って人が多いと思う。のんびりと釣りをしに行くというのに、平日の満員電車みたいなおしくらまんじゅう状態は御免だろ?だからここの森を選んだ。


 それに、ここのモンスターは結構強いらしい。みんなとも話したんだけど、パーティを組めるようになったんだから、全員でモンスター相手に戦ってみようという試みだ。


 久しぶりのパーティでの戦いだしとっても楽しみだ。ウキウキである。子供の頃なら布団の中で眠れなくなっていたに違いない。


「シルバー様。湖までの編成は如何致しますか?いつもは私が前衛、お嬢様とエミリーで後衛をしているのですが…」


 確かにそうだ、冥途の言う通り。そこを決めておくのを忘れていたな。……まぁ、各々がいつも通りに戦えば問題ないか。


 よくある奴なら、連携とかを考えてしっかりとした案でも出すんだろうが、生憎俺はそんなに賢くない。だから、ハッキリ言おう。思いつきません!!


 それに、言い訳がましくなってしまうが、いつも通りの慣れているポジションの方が戦いやすくて良いんじゃないか?


 少なくとも俺は、突然戦い方とかを変えろと言われても難しい。後衛も出来なくはないぞ?やろうと思えばワンパターンだが出来る。でもそれは俺にとっての強みを潰すことになるしな。そこまでしてやる意味がない。


 だから、いつも通り。これで良いんだ。奇を衒うことだけが良いわけじゃないってことをみんなにもわかってもらえるように頑張るとしよう。


「今まで通り、みんなが慣れている戦い方でやっていけばいいと思う。その中で、連携とかは考えていけばいいんじゃないか?」


 慣れれば何とかなる気もするしな。ゲームなんだし、気楽に行こう。


「オーッホッホッホッホッホ、それで行きましょう!シルバーとロバートはわたくしの前で頑張りなさい!……それで、ルゥ、貴女はどういった戦い方をするのですの?ちなみにわたくしとエミリーは後衛としてやっていきますわよ」


 そうだ、ルゥはどういったところに居てもらうのがいいのだろうか。後衛は厳しそうだし、薙刀で戦うのだから俺とか冥途と同じ前衛か?


「わたしはシルバーさんとかみたいに前衛で戦ってもそんなに活躍できなさそうなので、中衛?って言うんですかね?……兎に角、エミリーちゃんとかローラさんたちとシルバーさんたちの間で戦おうと思います。わたしにはアイテムだってありますからね」


 そう言って、ルゥは俺とローラに力こぶを作ってみせた。うん、可愛い。……じゃなくて、なるほど。確かに、ルゥの武器は薙刀だからある程度なら遠くまで届くし、アイテムによる援護だって前にいるよりはやりやすいかもしれない。


 …というか、エミリーとルゥがいつの間にか仲良くなっているな。ギルドワールドにいる妖精のピィちゃんを、二人共凄く可愛がっていたし、その時に意気投合したのかもしれない。うん、仲が良いのは良いことだ。


 たまーに見るラノベとかネット小説で、ギルドから追放されるやつとかあるけど、よくよく考えたら怖いよな。追放したくなるまでみんな不満を溜めながら一緒に仕事をしてるんだぜ?そんなところ怖くて俺には無理だ。だから、みんなの仲がいいとすごく安心する。


 …閑話休題。話を戻してまとめると、みんなで戦う際のポジションは俺と冥途が前衛。その後ろにいて、後衛を護る中衛のルゥ。後衛にローラとエミリーだ。


 正直に言って、過剰な戦力だなぁ、とは俺も思う。隠れた猛者がいっぱい居るのは認めるが、表立った功績だけ見るならば、闘技大会とかの結果から分かる通り相当なものの筈だ。


 しかもバランスも悪くない。近距離戦から遠距離戦までいらっしゃいという感じだ。見た感じ分かりやすい弱点も特に無いからな。完璧すぎる。それじゃあ行こう、出発だ!俺たちの冒険はこれからだ!!



@46496293kai

要るか要らないかは分かんないですが、これが私のツイッターアカウントのIDです。気になった方は覗いていってください

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