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進化しましたギルドハウス

どもどもども!!

 顔がニヤけそうで仕方ない。どうしよう、キモイ顔になってないかな?


 …あ、どうも。シルバーです。いつもはみんなに質問して貰ってから答えているけど、今回は俺から話させてもらおう。


 俺がこうやって嬉しさを隠しきれていないのは、ティアとおっさんに頼んでいた物が完成して、それを無事に受け取ることが出来たからだ。


 どちらも完成度はバッチリ!って言っていたから、かなり期待していたんだが、実際に受け取ってみると、想像以上だった。


 仕事を頼んだら百パーセントで提出するだけでも十分なのに、それを超えた百二十パーセントで提出してくれる人って凄いよな。その道のプロっていう感じがする。


 こういう人が、成功していくんだろうなとつくづく思う。まぁ、それで身体を壊しちゃ意味は無いけれども。

 頑張って欲しいけど、頑張り過ぎて身体を壊して欲しくないという矛盾してるようで矛盾してない不思議な気持ちだ。……二人はモノづくりを生き甲斐にしているみたいだから、問題なかったのかもしれないが。


 …話は変わるが、早速、完成した物を持ってギルドハウスに向かうとしよう。みんなは今頃何をしているだろうか?早く完成した物をみんなに見せたいな。



 ☆☆☆☆☆


 というわけで戻ってまいりました、ギルドハウス!こう、なんていうんだろうな?戻ってこれる場所があるって凄く良いよな。うん、凄く良い(語彙力不足)


「おかえりだよっ!!あちし自ら出迎えに来て上げたよっ!いいでしょっ?」


 元気で軽やかな声が聞こえてくる。みんなは誰だか覚えているかな?…そう、ギルドハウスのアイドル妖精、ピィちゃんだ。


 滅茶苦茶小さくて、ハムスターみたいに可愛い。


「あちしはハムスターじゃないやい!妖精だよ!妖精!」


 ぷりぷりと怒っているピィちゃんも可愛い。この可愛さにはルゥやエミリーもメロメロだからな。お墨付きって訳だ。


 …このままじゃれあいを続けていても俺的には全然問題ないし楽しいのだが、一応ここに来た目的があるからな。それを果たすとしよう。


「ピィちゃん、このインテリアを作って貰ったんだけど、飾ることって出来るかな?」


 本当に様々なインテリアを作って貰った。みんなで様々な意見を出してあって決めたから、デザインもとても綺麗だ。


 俺が一人で決めていたら、きっととんでもないことになっていただろう。考えただけでも恐ろしい。……あ、それなら俺の家のデザインはどうなってるのか?って今考えなかったか?気のせいか?気のせいだよな?……凄く無難であるとだけ言っておこう。


「ん!バッチリだよっ!前にみんなで話してたやつだよねっ!任せて!その通りに設置して見せるから!」


 大きなインテリアをリアルで設置しようと思ったら、業者にでも頼らない限り、とても大変なことになるのはみんなもなんとなく分かるだろう。その役割をピィちゃんは担ってくれるらしいのだ。


 なんとなく、小さなピィちゃんを働かせるのは酷いような気もしなくもないのだが、こうやって仕事を与えられるのはこの手の妖精にとっては生き甲斐であるらしい。


 それどころか、仕事を与えられないのはピィちゃんにとって侮辱のようなものに値するらしい。小説とかマンガでよくあるシルキー(家事手伝い妖精)にもそんな設定があったような気がする。


 …つまり、これはWinWinの関係なのである。俺は楽ができてラッキー。ピィちゃんは仕事をすることができて嬉しい。……完璧じゃないか。


「よぉーし!いっくよ~!!そりゃ!そりゃそりゃ!そいそいそいそい!ほりゃあ~!!」


 ピィちゃんは気の抜けてしまいそうな声を出しながら、勢い良くインテリアを設置していった。……解説すると、インテリアはピィちゃんの魔法のようなもので宙に浮いている。そして、ピィちゃんが魔法少女の様に指をクルリとさせ、インテリアを運んでいるのだ。……すげぇファンタジー。


「ほら!完成だよっ!綺麗に出来上がったよっ!やったね!」


 おお、完成した!さっそく中を覗いてみよう……わおっ、FANTASTIC(ファンタスティック)!!


 おっと、失礼。ついついネイティブな英語が飛び出してしまいました(大噓)


 …そんな目で見ないでくれ。お願いします……と、兎に角、インテリアを入れるだけでここまで変わるとは思っていなかった。


 インテリアを入れる前から、かなりのゴージャス感あふれる素晴らしいギルドハウスだったわけだが、まだまだ力を隠し持っていたようだ。まさか、ここまで良い感じになるとは。


「どうどうどう!!!???凄いよねっ!!きれいだよ!最高だねっ!あちしも嬉しいよ!!」


 あぁ、本当に凄い。下手なホテルよりよっぽど良いギルドハウスになってる。ブラボー。素晴らしい。


「だよねだよね!!あちし今最高の気分だよっ!!……あれ?」


 ん?どうしたのだろうか?何か変な所でも見つけたか?


「みんな帰って来たみたいだよっ!!全員全員!!早速、みんなに見せてあげようっ!!」


 そうだな。俺もピィちゃんと同じ気持ちだ。それに、みんなとイベントについての話をしようとも思ってたんだ。丁度いい。

久しぶりに日間ランキングに載っているのを確認しました。超嬉しい…

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