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荷物を届けに三千里(大嘘)

お久しぶりです!!大体2週間ちょいぶりですね

 ふぅ、想像以上に苦労した。最初出会った時から嫌な予感がしたのは事実だが、ここまで苦労するとは思わなかった。


 なんと言っても特筆すべきは、あのコンビネーションだったな。話してる時はあんまりそうは思わなかったが、おじちゃんの合わせ方が上手いのか、とても辛かった。


 俺もコンビネーションやるならそのぐらいやりたいな。やる相手が居ないけど。


 …さぁ、帰るとするか。何をやっていたのか見失いかけてしまったが、よくよく思い出すんだ。俺はティアの為に素材を集めに行っていて、無事素材を手に入れることに成功し、ダンジョンを脱出した所でおっさん共に襲われた。


 つまり、今からティアに会いに行けばいい。ここから先は幼稚園児でも出来るような簡単なクエストだ。幼稚園児でも帰るまでが遠足だってわかってるからな。俺が間違っちゃいけない。


 というわけで、久々のカットだ。俺が一人で街に戻るところを見たって面白くないもんな?よし、行くぞ?準備は良いか?……ホップステップジャンプ!!




 ☆☆☆☆☆


 さぁ、やって参りましたティアの鍛冶屋前!!そんなに長い間離れていた訳では無いのに、なんだか久しぶりな気がする。なんでだろうか。


 …え?なんでジャンプしたのかって?テレビとかで良くあるだろ?こういう演出。俺、結構好きなんだよな。テンプレって感じするだろ?テンプレってシステム、本当に大好き。


 よし、適当な話を済ませた所で、早速ティアに会って手に入れた素材を渡すとしよう。……子供に手土産を持って帰る父親ってこんな感じの気持ちなのかなぁ?……俺、子供居ないけど。それどころか妻も彼女も居ないけど。


 ……………………………………お、お邪魔しま〜す。


 中に入ると、そこにはティアが立っていた。……何を普通なことを言っているのか?と思うかもしれないが、ティアが入口近くで客を待っている姿を見るのは中々珍しい。


 ティアは普段奥の方で装備作りしてるからな。呼び掛けないとそもそも来店しても気づいてくれないんだよな。……そのやり取りがちょっと常連さんって感じがして堪らなく好きだけどな。少なくとも俺は迷惑だとは思っていない。防犯も意外と大丈夫らしいし。


「あ!!シルバーさんお帰りなさい!」


「ティア、ただいま」


 俺がそう言うと、何故かティアは顔を少し赤くした。なんでだ?よーく思い出せ。俺、もしかして変なことを口走ってないか?ん?ん~?


「い、いや、別にいいんですよ?私のことは全然呼び捨てにしてくれて。仲が縮まった感じがして全然嫌な感じはしないですし…」


 あ、やっちゃった……最近頭の中ではティアって呼び捨てしてたから、ついそのままの感じで呼んでしまった。いや、まぁ、嫌がってないからいいのか?いいのか?この辺の経験が全然ないから分からない!!誰か助けて!?


「あ、そ、そうです!シルバーさん、どうでした?言ってた素材、手に入れることができましたでしょうか?」


 露骨とも言える話題ずらしだが、ここは乗ろう。ありがたやありがたや。


「はい、無事手に入れることができましたよ。バッチリです」


 報告通り、俺はマンティ・コアをティアに手渡した。あの性格の悪い爺さんの心臓はしっかりと有効利用されることだろう。これが勝者の特権だからな。これでいい。


「ありがとうございます!これで、私のハンマーもバッチリ完成させることができます!本当に、本当にありがとうございます!!早速ハンマーを作成してきます!!すぐに完成するので、ちょっと待っててください!!」


 そう言うと、ティアはすぐに奥の方に引っ込んでいった。うんうん、やっぱり人間はこうじゃないとなぁ。嬉しいなら嬉しいと表現してもらえるほうが、頑張ったこちらも報われた感じがして大変嬉しい。


 …ん?誰かがこの建物に入ってくる?


「よぉ、ティア。元気にやってるか?……ん?」


 ん?


「ん?」


 ん?


「ん?……おまえ、あの時ダンジョンに潜ろうとしてた兄ちゃんか?」


 …ああ!すっかり忘れてた。俺がダンジョンに潜ろうとした時にすれ違ったおっちゃんだ。背後に気を付けろというアドバイスが結構役に立ったから、結構いい人なんじゃないかと思っていたんだが、どうしてこんなところに?俺と同じように物を作って欲しくて来た……という感じじゃなさそうだ。


「はい、そうですけど、貴方はどうしてこの鍛冶屋に?ここに依頼に来た……という感じじゃなさそうですけど」


「あー、そうだな。詳しく説明しようとしたら長くなるかもしれねぇが、簡単に説明しようとしるのなら…」


 おっちゃんが俺に説明をしようとしたその時、タイミングよくティアが戻って来た。そして戻ってきたティアはおっちゃんを見ると、大きく目を見開いた。


「お父さん!?どうしてここに!?」


 え!?お父様ですか!?おっちゃんが!?ティアの!?似てねぇぇぇぇぇ!!!!




読んでくださりありがとうございました。


ポ〇モン最新作の動画を見たり昔のゲームを引っ張り出してきたせいで更新が遅くなったわけじゃないんだからね!!勘違いしないでよね!

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