あいつ強かったよな......(って思い出すのおじさん感半端ない)
お久しぶりです!!嬉しい感想貰えたので、予定を変更して本日投稿です!!!
ちくしょう、戦うしかないのか……そうだ、どうにかして逃げ帰ることは出来ないのか?逃げられるのなら、わざわざ戦う必要はないからな。どうだ……?
「おっと、逃げることを考えてる顔してるじゃん。それはダメっしょ。今から俺っちたちに倒されるって決まってるのに……ま、そう思うのは自由っしょ。逃げられるかどうかは別なんだけど」
おじちゃんは俺に向かってそう言い放ち、杖の先を俺に向かって突き付けてきた。その姿を見て、今更ながらに、俺はおじちゃんは魔法使いなのだということを認識した。
…困ったな、バレてやがる。さてさて、どうしようか。俺だって彼らから逃げられる自信はあるし、多少の困難なら乗り越えられる自負がある。しかし、おじちゃんがそこまで自信を持っているのが大変気になる。
可能性は二つある。一つ目は、この発言そのものがブラフであり、俺を止める術など何一つ持ってはいないが、この言葉の力によって俺を止めようとしている可能性だ。この場合は、逃げても全く問題ない。寧ろ、それが出来ないような相手ならば、戦っても余裕で勝てる気がする。
問題は二つ目だ。この言葉が本当の場合、俺が逃げを選択して無事でいられるかどうかが分からない。勿論、俺だってむざむざとやられるつもりは毛頭ないが、言うだけのことはあるはず。それならば初めから正面切って戦った方が生き残れる可能性が高い気がする。
それに、こいつらの目的の俺の装備に関してだが、俺を倒したところで手に入るわけではない。飽くまでも、俺の意思で渡さないと手に入るわけではないのだ。その辺を忘れているのか?このおっさんは。
もしかしたらおじちゃんの方は分かっていて黙っている可能性があるな、これ。あのおじちゃんならやりかねない。もう、変な意味で信用が高くなってしまっている。
そしておっさんの方だが、武器は持っていないみたいだ。まさか……忘れたとか?だから俺の装備を欲しがってる?
「へっへっへ、そろそろ開戦と行こうじゃねぇか。俺の拳が唸りを上げるぜぇ?」
あ、違った。コイツは拳で戦う格闘家だったのか。いや、グラップラーと言うべきか?……カッコつけすぎてしまった。格闘家の方が分かりやすいから格闘家と呼ぶことにしよう。
格闘家は素早さや力に能力を割り振っている場合が多い。このオッサンの性格からして守りに入っていることは無いだろうから、それで間違いないだろう。
ここで、俺に有利な点がある。俺は拳で戦う者としてかなり強い人物を知っているという点だ。
みんなは覚えているだろうか。いや、キャラがとんでもなく濃いヤツだったし、覚えていてもおかしくないだろう。
そいつの名はラインハルト。名前は滅茶苦茶カッコイイが、その実人の話は全然聞かないし、見た目もまさにキモオタって感じで喋り方まで独特な奴なんだが、強い。滅茶苦茶強い。
格闘技術は勿論のこと、特殊な魔法?のようなモノを使い、パンチの火力をとんでもない水準まで持って行っているバケモノだったからな。俺みたいな紙装甲じゃなくても、普通に消し飛んだ所でなにもおかしくない。
前に戦った時は、散々逃げに徹した挙句念密に作戦を立て、不意を突くことでギリギリ勝てたほどだ。正直言ってもう戦いたくない。
そんなラインハルトを知っている俺からすれば、おっさんは脅威と言うほどではない。まぁ、二対一なので厄介ではあるが。
なので気をつけるべきは、二対一の状態で相手にペースを掴まれて上手いことボコボコにされない様に立ち回るというのと、何をしてくるかわからないおじちゃんの警戒だ。
魔法使いと言っても使ってくる様々だし、前衛がいる魔法使い程厄介なものを俺は知らない。準備さえ出来れば格上さえ葬る事が出来る。それが魔法使いの強さだからな。
だからこそ、魔法使いは早めに潰しておきたい。ファンタジーでも鉄則だからな、勝利を収めるために後衛を早めに倒すというのは。
というわけで、俺は出来ればすんなりとおじちゃんを倒したい。でも、それは難しいことが予想される。相反する意見が二つ出てきてしまったな、やれやれ、困ったもんだぜ…(ガリレオ風)
…え?その発言は全然カッコよくない?自分が無能なのを晒してるだけじゃないかって?
べ、別にそこまで言わなくて良いじゃないか……いいさ、そこまで言うならやってやろうじゃないか!!
コイツらを正面から叩き潰して、俺が強者であることを証明し、この追い剥ぎおっさんと腹黒そうなおじちゃんにお灸を添えてやる!
読んでくれてあざしゃっした!!!!!!
また近日中に投稿出来るかも!!(まだ書いてない)




