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初心者用ダンジョンに挑戦!2

どうも。ジャンル別日間ランキング7位までいきました!ありがとうございます!

 あ、そうだ。俺がなんでパーティ組んでないかって?確かにパーティを組んだ方が色々と良いことがあるかもしれない。でもさ、ラノベの知識というか、俺の好きなラノベは、大体主人公が一人でなんでもできるってやつなんだよな。そういうのに憧れてるんだ。勿論俺ならそれができるって思ってる訳じゃないけどさ、ゲームだからこそ、そういうのに挑戦してみたいって思ったんだ。


 それに俺はこのゲームでは自由に色々とやりたいんだよな。メシ食いたい時にメシ食って、戦いたい時に戦う。でもそれって俺が思うにパーティでやるには難しいことだと思うんだ。だから一人で戦う。け、決してコミュ障だとか、そういう訳じゃないんだからね、勘違いしないでよね!


 おっと、第一モンスター発見!見た目はウサギに似ているな。でも眼はどう見ても猛獣のそれだし、頭からは耳だけじゃなくツノまで生えてるけどな。幸いこちらには気づいていないようだ。(今は曲がり角のところで、覗き込むように見ている)


 ん?おお!目を閉じて眠ろうとしているようだ。ビッグチャーーンス!!っていうかモンスターも眠ったりするんだな。モンスターも生きてるってことか。ま、あんな凶暴そうなやつ、狩ってもあんまり心痛まないけどな。そこ!薄情って言わない!ウサギのくせに本当に可愛くないんだって。しかも真っ黒だし。


 足音を立てないように、そろ〜り、そろ〜り...よし!もう俺の剣が届く所までやって来たぞ!くらえ!


 グサッ!


 あっ!一撃加えたところでウサギ?が飛び起きて大きくジャンプした。結構なスピードで。それにしても今のやつ現実の俺ならそんなに見えなさそうなのにな。もしかしたら素早さのステータスは動体視力にも影響してるのかもしれない。・・・当然か。いくら自分が速く動けるようになってもそれに目が追いついてなかったら何もできないしな。


 おお!攻撃したからだろうけど、ウサギ?の頭の上に体力ゲージが表示されてる!これはありがたい。残り体力を参考に戦えるからな。・・・見た感じ後10回ぐらい斬ればいけそうだな。


 ウサギ?は力を込めて俺に向かって跳び、そのツノを突き立てようとしてきた。ふっ、余裕だな。師匠の剣を捌いてきた(エドワードは決して本気だったわけではない)俺の実力を見せてやる!


 そう目の前にばかり意識がいっている俺は、背後から近づいてくるもう一匹の黒尽くめのウサギ?に気がつかなかった。気がついた時には・・・お尻にツノが刺さっていた!アーーーー♂!!


 お尻が!お尻が!お尻が!うわあああ!!デンデンデンデン、デデン(呪いの音楽)シルバーは、後ろの大切な物を、喪ってしまった・・・


 畜生!俺はそいつをぶっ飛ばす為に盾で殴りつけた。


 ガツン!


 おっ、怪我の功名、喪ったものの代わりに気づいたそれは、盾でもダメージを与えられるということだ。というか、この初期装備の剣は、攻撃力ゼロのステータス依存の武器なので、与えたダメージは剣と変わっていなかった。スゲェ。盾スゲェ。守れるは攻撃できるは最強じゃないか。


 よっしゃあ、かかって来いよ。喪ったものの仇を取らせてもらおうじゃねぇか。


 一匹目の俺が最初に斬りつけた方のウサギ?もうウサギでいいや、ウサギがこっちに飛びかかって来て、もう一匹がタイミングをずらして飛びかかって来た。


 ウサギの単調な動きなら簡単だ。取り敢えず一匹目は単純に躱しながら、流れるように、斬る!おお、ラッキー。運良く脚を斬りつけたから、ちょっと動きが鈍くなりそうだ。・・・そういう概念があるのならだけどな。取り敢えず今は二匹目だ。剣は振り切ってしまったから攻撃するには斬り上げしないといけないが、今からそれをしようにも間に合わない。しかし、さっき思い付いた盾がある。習った通りにウサギのツノの攻撃を受け流し、受け流した勢いをそのままに空いたボディに叩きつける!ウサギはぶっ飛んだ。ざまあみやがれ!



 部位破壊的な要素はあったらしい。ウサギが脚を引きずっていた。体力的にまだ半分以上あるから瀕死なせいで脚を引きずっているわけではないだろう。それでもかなり楽になるのは確かだ。ちょっと可哀想な気もするがな。しかしそんな状態でもまだ戦意は有るらしい。モンスターって恐ろしいな。


 よし、それじゃあ落ち着いて対処していくとしますか。先ずは辺りを確認する。もう一度過ちは繰り返さない。人間は学習する生き物だからな。ホッ、他のモンスターはいない。それなら安心だ。


 俺が辺りを見渡して油断しているように見えたからだろうか。それとも偶々そのタイミングだったのか分からないが、怪我をしていない方のウサギが飛びかかって来た。横に躱す!ウサギはジャンプして襲いかかってくるから、横に躱せば簡単に躱せる。そして俺は盾を振り下ろし真下にウサギを叩き落とした。そして、剣で滅多斬りだ!オラオラオラオラオラオラ!!!


 ウサギの体力ゲージが無くなると、スライムと同じように消え失せた。仲間の死を見たはずだが、脚を引きずっていた方はそれでも逃げ出さない。そして、元気だった時の半分くらいの速度で飛びかかって来た。


 襲いかかって来るのなら容赦はしない。・・・もう一匹のウサギが粒子になって消えた。


 ふっ、俺の無双は見てくれたかな?ン?オシリ?ナンノコトカナ?オレ、シラナイ。ノーミスダッタジャナイカ。オレ、コレカラモガンバッテイクゾ。


読んでくださりありがとうございます!

すみませんが、リアルが忙しくなりそうなので、投稿が今のようにはいかなくなると思います。すいません。


そんな小説ですが、応援してくださる方は、ブックマーク、評価してくださると嬉しいです。


これからもよろしくお願いします!

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