1/12
プロローグ
開いて下さりありがとうございます。
今回は短めで申し訳ないです
ぜひ読んでくだされば嬉しいです!
「貴様を、第750条『自滅とは最高の罪になり、経緯がどうであれそれを考慮することなく、最高刑に処することを認める』により、堕界の刑に処す。異論は認めん。」
そういって魔王の様な見た目の奴はガベルを振り下ろした。
これが、佐藤獅郎の物語が終わった瞬間であり、「シロー」の物語の始まった瞬間である。
後に、壮絶な物語となることを、この時の彼は知らなかった。
いや……考えてなかった、というべきか。
自殺した彼にとって、この後のことはどうでも良かったのだ。
それほどのことを彼は経験し、捨てたのだ。
……ん?気になるって?
………………まぁ、気持ちは分かる。
こんだけ大袈裟に書いてあれば誰もが気になることだ。
だが、彼の過去などよりもっと気になることがあるだろう?
そう……異世界冒険の始まりなのだからな!!!
………………振り仮名は気にするな。
さぁ、勇者よ!前に進みたまえ!