(第083話)真っ赤なボディ
愛奈は田舎に住む平凡な中学生で、きとっだ言い方では「カントリーガール」、ただ普通に言えば「田舎娘」であった。そんな彼女は今は真っ赤なメタリックボディの外骨格をもつ機械化人類「鋼身」になっていた。ただ、身長は人間だった時と変わらず幼児体系のままであった。
「そんなに見せつけるようにわざわざしなくてもいいのに! もし、これが人間のままだったら恥ずかしいはずだけど・・・」
彩華に抗議しようとしたところで愛奈は別の存在になった事を認識できたようで、このメタリックな姿になった事が誇らしく素晴らしいと思うようになっていた。
だから自分の身体を撫でまわして確認して、うっとりとなった。なんて素晴らしい身体を手に入れたのかと嬉しいと感じていた。ただ、不満な事はあった。彩華や他の女性鋼身とは違い女性らしい凹凸がないことだ!
「泉里さん! わたしの今の姿って変えられると言っていたけど、いつになったらできるのですか?」
愛奈は半分何気なく半分真剣に質問した。目の前にいる彩華は女性らしい凹凸のある造形をしているのに、愛奈は表面を覆う外骨格の色彩と表面処理に納得はしていたけど、もう少し大人らしい体形になりたかったし、出来たら美人人形みたいな彩華のようにしてもらいたかった。




