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Metallic Humanity War! ~202X~  作者: ジャン・幸田
参章:閉鎖された大地
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(第064話)鋼身の少女たち.4

 広野と野村が深刻な話をしている間、朋美は彩華の身体に興味津々だった。もちろん女の身体を見ていたので悠爾は追い出していた。


 「彩華は本当にロボットのようになったんだね。私、親父が関わっていたのでそんなSFみたいな話が好きじゃなかったけど、そう表現するしかないわね」


 彩華の顔は人間の時と変化はなかったが、それ以外は大きく変貌していた。鋼身の女になっていたから。


 「そういえば朋美ってお父さんと疎遠だったわね? いまごろ何しているのかしら?」


 「まあ、おばあさんの秘書でもしているんじゃないんかな? おばあさんは忙しい人だから独り身になった息子をこき使っているんじゃないのかな?」


 「たしか朋美のおばあさんは・・・」


 「その、話はそこでやめて! あんな難しい家で生活していなくてよかったと思っているのよ。あそこにいたら堅苦しい受験校に通わされて、政治家にでもなるかのような大学に行きなさいっていわれていたのを思うと、こっちが気楽だと思うよ、本当!」


 そこまで言ったところで朋美は気が付いた。このまま彩華のように機械になる人間が続出する事態が続けば、そんな想像できるような将来など来ないという事に。そうなったら、私はどうなるのだろうか?


 「それにしても変ねえ・・・朋美はこうして私の身体を触っても何ともないのに、なんで明日香は変化したんだろう? しかも私よりもロボットのようになってしまって」


 そういって彩華は明日菜の身体をチェックするかのようにさすっていた。明日菜は活動停止中で動かないので本当に金属の人形のようになっていた。しかも彩華よりも機械に近い姿をしていた。


 「その答えって、さっきおっさんたちが言っていたユニットは教えてくれないの? それにしてもユニットって偉いの? お大師さんみたいに?」


 「朋美、実は私にもよくわからないのよユニットの事が。でも、そこから出される指示に私たち鋼身は拒否できないらしいのよ。だから、自衛隊が来ても何もできないみたいな・・・」


 「ちょっとまって、昨日は勝負銅山にあった”パンドラの鉄棺”をどうにかすれば、どうにかなるといっていたはずなのに、どうして変わったのよ、彩華!」


 鈍感な朋美も昨日までと今では彩華の態度に変化があることに気付いた! 彩華は確実に心も体も機械に支配されているのだと。でも、支配するユニットとはいったい?

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