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Metallic Humanity War! ~202X~  作者: ジャン・幸田
二章:解き放たれた封印
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(第044話)ターミナルヒューマン.4

 ターミナルヒューマンになった泉里徹治は事態にただ唖然とするしかなかった。二週間前何かの声に導かれるようにして発見したのが”パンドラの鉄棺”だった。見つけたのは勝負銅山の崩れかけた素掘りの坑道だった。

 そこは子供のころから”秘密基地”などといって遊んでいた場所で、いつからそこにあったのかは定かではなかった。ただ、棺の表面には見たことのない文字がびっちりと書き込まれていた。そこで泉里は家から工具を持ち込んでこじ開けてみたところ棺に取り込まれてしまったのだ!


 その時は一昼夜で出る事ができたが、身体が爽快感にあふれてきたような気がした。それからというもの時々行くようになってしまった。それから10日後、4月14日のことだった。棺の中にいる時にあるメッセージを受け取ったのだ。


 ”この地球の知的生命体である人類の憎悪と悪意と罪悪はついに臨界点を迎えた。これ以上不介入でいる必要はないので、今後は良き方向性と思える進化の路に踏み出してもらいたし。つきましては、汝をもって先駆けとす”


 その時は意味が分からなかったが、3日後までに若い男女2名ずつを連れて来るようにと言われたので、実行することにした。


 最初は隣家の長和彩華を誘ったが断わられたので、しかたなく妹に頼み部活に登校する中学生5人組に来てもらった。すると”パンドラの鉄棺”が花が開くように開き中からガス状のモノが噴出した。それをまともに受けた中学生たちは石のように硬直してしまった。


 いったい何が起きたのか動揺していると、自分の身体が何か殻のようなものに覆われていくのを感じた。それはまるで甲冑をきせられていくかのような感覚だった。その感覚に最初は恐怖を感じていたが、やがては何か古いものが取り除かれて行くような心地よさを感じるようになった。そして、身体が硬直していった・・・

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