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Metallic Humanity War! ~202X~  作者: ジャン・幸田
二章:解き放たれた封印
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(第041話)ターミナルヒューマン.1

 金が谷地区で展開している自衛隊員たちは困惑していた。訓練では様々な敵と対峙できるように行ってきたが、今回の相手は人間とも機械ともつかない者たちが相手だった。しかも、人間がゾンビのようになったようだと知らせれ動揺が広がっていた。

 

 そのため、隊員の中には半狂乱になるものが続出し、戦闘部隊えお逐次交代しながら攻撃を続けていた。そんな得体のしれない者たちとの戦闘も五日目に入ると、これ以上隠し事出来そうになくなっていた。緘口令でマスコミを押さえつけるのも限界が近づいていた。


 「統合幕僚長、これ以上戦闘を続けるのは無意味ですよ。相手は襲ってくるとはいっても民間人ではないでしょうか? もう機械のようになって反抗する住民百人近く”破壊”しましたが、いつまで作戦を続行するのですか?」


 派遣部隊の隊長は中央とのホットラインで訴えていた、しかし統合幕僚長の指示は変わらなかった。反抗する者がいなくなるまで続行せよ! だった。隊長は無気力に苛まれていた。いったい、この戦いはなんなんだろうかと。


 隊員の中にも”犠牲者”が出始めていた。しかしそれは”戦死”ではなく、攻撃している相手のように機械の身体へと変化したのだ。原因はよくわからないが、住民と接触した隊員のなかから出始めており、抵抗するので同僚に”破壊”されたものもいた。


 「一体何が起きているのですか? こんな戦闘は想定外ですよ。我々は重武装したテロリストを殲滅するために訓練を受けてきたというのに、何を相手にしているのか、上は教えてくれないのですか」


 副長はそういったが、隊長はなにか悩んでいるようだった。いま対峙している者は何者かをおしえるべきかであった。今回の任務は全て隠密行動であり数年前に憲法に導入された非常事態条項適用されているため、全てが国家機密扱いだった。しかし、それも崩れつつあった。ここまで被害が拡大したら誤魔化すのは難しくなったからだ。国外でも同様の事が起きており、情報の遮断も限界に近付きつつあった。作戦に従事している隊員も相手は何者か気が付いていたからだ。


 「副長。今回の作戦だが・・・」


 隊長が何かを言おうとしたとき、”パンドラの鉄棺”の処理をしていた隊員から報告が入ってきた。


 「鉄棺ですが中身が空です。どうやらダミーだったようです。もう一つある本物を処理しなければ、今回の事態は収束しません!」


 「そうか、やっぱりか。収束しないはずだよ。そいつを破壊しないと・・・人間の機械化は終わらねえ・・・」


 隊長がつぶやいだことに副長は驚いていた。

 

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