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Metallic Humanity War! ~202X~  作者: ジャン・幸田
一章:パンドラの鉄棺
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(第009話)謎の対応・2

 野村が見た校長のスマホのメールの内容はにわかに信じられないものだった。


 「まさか、そんなことが・・・でも、ニュースではいってないですよそんなの。それにネットも!」


 「それなんだが、このメールは大学の同期の高級官僚がリークしたものだそうだ。どうも厳しい緘口令かんこうれいが出されているそうだ。だから野村先生もそのつもりで」


 そういうと校長はそのメールを直ちに消去してしまった。その顔にはこれから起きる事態に対する不安が現れていた。


 「まあ、そういうことなんだよ。もしかするとうちの欠席している生徒の身に起きていることもいっしょではないんかもしれないぞ。だから、覚悟してくれたまえ! もし拡大するようであったら・・・この社会も終わりだろうがね。

 正直なところ、わしも定年まで勤めたかったがそれも幻になるかもしれないぞ。ところで野村先生は独身だったよな。もしかすると、この未曽有の事態を乗り越えることが出来るのであれば頑張ってくれたまえ!」


 そういうと校長は野村にある指示を与えた。それは欠席している生徒に関することはもう一切触れないというものだった。もしかするとメールのような事が起きていないのであれば二・三日で終わるはずだということだった。


 その翌日、野村は欠席者の事を一切触れることはなかった。そう、欠席者などいないかのように・・・悠爾たちは最初のうちは気にも留めなかったがあまりにも不自然な態度を不信がるようになった。そして下校間際になって悠爾と海原伸一郎の二人が野村に詰め寄ってきた。


 「先生! どうして村上たちの事を言わないのですか? 五人も休んでいるのに不自然じゃないんですか? なにか理由でもしっているのですか!」


 「坂垣、海原。それなんだが・・・わしにもわからんのじゃよ。とにかく連絡できんのじゃよ。まあ、そうだなあ、このまま来なかったら一緒に行かねえか、村上たちの家に!」


 おもわず野村はそう答えてしまった! そう答えたのも、もし校長のメールにあるような事態が起きているのなら自衛隊かなにかによって封鎖されて行けないと考えたからだ。もっとも、それは確証あるものでなかったが。


 「わかりました! そしたら片山も同行させてください! 彼女、長和に会いたがっていましたから!」

 悠爾は野村の提案に朋美と一緒に行かせてくれと言ってしまったが、それが恐ろしい事態に彼女を巻き込むことだったと知る由もなかった。

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