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Metallic Humanity War! ~202X~  作者: ジャン・幸田
四章:鋼身実験の恐怖
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(第097話)鋼身変身の秘密.1

 鋼身に人類を変身させる方法には様々なものが存在していたが、この時までに判明していたのは”パンドラの鉄棺”によるものと、”黒き菓子折”によるものだった。


 前者は人類救済を目的に別の世界から送り込まれた装置で、機械蟲と呼ばれる媒介で改造するものだった。これは改造に相応しいと機械蟲が判断した素体に取りついて、生体組織を機械に変えてしまうというものだった。改造に必要な物質などは転送装置によってもたらされるので、ごく狭い地域でしか集団改造が起こらないというものだった。


 後者は秘密結社”ファッショ”が”パンドラの鉄棺”をデッドコピーしたもので、一種の生物兵器であった。具体的に言えば人間を機械のように変えてしまうナノマシーンの集合体で、ナノマシーンの親和性が高い素体がいれば手あたり次第改造してしまうものであった。そのうえ機械化細胞に変換する際に元の生体組織のコピーに失敗する事が多く、場合によっては元の素体の意識が欠落する欠陥があった。


 また、”黒き菓子折”の複製機械蟲固有の欠陥のため、制御不能の爆発的感染パンデミックが発生してしまい、アメリカなど多くの国で混乱が起きていた。それもこれも”ファッショ”が従来の世界秩序の崩壊を促進させるためであった・・・


 纐纈が優紀らに施そうとした人体実験は、これから日本で感染拡大させようとした”黒き菓子折”に挿入する複製機械蟲であった。日本人の体質に合うかを確認しようとしていたのだ。

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