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彼の者は、薔薇を捧げる  作者: 結記
学園
9/14

順調

『_______今日の報告は、以上です』


「ありがとう。ゆっくり休め」


『そうします』


計画が、動き出してから一年。


レインは、卒業の年になった。


集まった情報は、数知れず。


貴族による不当な取引、税金の脱税、暴力。


ひどい場合なら、人身売買も行われてるらしい。


それらの情報は、義弟の口から出てきたものによる。


(わが、義弟ながら、口が軽いな。そして、これまでのものを正しいと思ってしまうとは……)


レインは、あきれていた。


母に関する情報は、意外にも集まらなかった。


初老の母専属の侍女から聞いた、母の愛した人の名前も


何一つ、わかっていなかった。


「………………腐りきっているな。この国は」


ポツリと、溢れた言葉は、空へ吸い込まれた。



_____________


それから10月10日後。王妃様は、立派な皇子をお産みになられました。


それが、第一皇子様で在られました。


《とある侍女の独白》

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