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彼の者は、薔薇を捧げる  作者: 結記
学園
6/14

開始の時

協力者は、五人になった。


リリアンヌ・グィード


アシュレイ・リトゥルシア


そして、幼い頃から付き従う、ウィラート・オーランド


放課後、彼らと集まると言うのが常になり始めた。


そして、リリアンヌからその言葉は、発せられた。


「ヒロインの登場よ」


ヒロイン。


四人の間で、ある人物に付けたあだ名である。


発案者は、リリアンヌである。


ヒロイン……本名アリス・ワンダー。


これから、学園生活をメチャクチャに掻き回してくれる重要人物である。


「……さぁ、彼女は、ちゃんと動いてくれるかな?」


アリス・ワンダー。


リリアンヌから話を聞いた直後、捜索にかけ、探し出した少女である。


ひどい、状態で生活していた彼女を保護し、妹の治療と引き換えに、演技を叩き込み、男爵令嬢の養子にした。


その男爵家は、リリアンヌの家の末端に在るため、問題はない。


始めこそは、反発していたものの、今では、忠誠を尽くしてくれている。


最後の協力者こそ、アリス・ワンダー《ヒロイン》である。


「始めようか、茶番劇を」


________________


王妃様は、不幸なお方でした。

それでいて、お優しいお方でもありました。


《とある侍女の独白》

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