寡黙令嬢
時は巡る。
レインティオ……レインは、規則に乗っ取り、学園に入学していた。
そこで二人の生徒に出会う。
一人は、寡黙な女子生徒リリアンヌ・グィード
図書室で、偶然であい、在ることをきっかけに、彼女とは協力者になった。
彼女は、義弟であるクレイシオの婚約者でもあった。
しかし、彼女は義弟を嫌っていた。
「だって、あいつ。何でも間でも自分中心でまわっているたって、勘違いしてるばかなんだもの。」
彼女はよくこう返した。
彼女からは、いろいろなことが聞けた。
彼女には、先見の力が有るらしく、この先の未来についてまで教えてくれた。
曰く、これより編入してくる女子生徒に、魅了される。
回りの取り巻きたちも同じく。
女子生徒に、魅了された奴は、彼女の事を婚約破棄するらしい。
さらに、俺にまですり寄ってくると聞かされたときは、虫酸が走った。
「その女子生徒には、要注意だな。
たた、俺たちを巻き混んでこないようなら、泳がせばいい。__寧ろそれをネタに、追い詰めれるな。」
「そうね」
リリアンヌは、静かに微笑んでいた。
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夫となった陛下は、妃ばかりを愛し、王妃様には、形ばかりの義務を果たしました。
《とある侍女の独白》